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タワマンの匿名掲示板で誹謗中傷 犯人は隣人? 正しい対処法は

著者:和栗 恵

教えてくれた人:姉帯 裕樹

タワマンのネット掲示板が中傷や覚えのないトラブルの原因に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
タワマンのネット掲示板が中傷や覚えのないトラブルの原因に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 インターネットの使用が一般的になり、SNSやネット掲示板などの利用が普及することで、個人が意見を発表できる場所が増えました。タワーマンションをはじめとする大規模集合住宅では、住人が意見交換できるネット掲示板が設けられていることもあります。そうしたネット掲示板には、知りたいことを手軽に調べられるなどの利点もありますが、一方では中傷や覚えのないトラブルの原因にされるなどのトラブルも増加中です。今回ご紹介するのは、関東某所のタワマンに住む女性が受けた中傷被害。解説とアドバイスは不動産のプロ、「コレカライフ不動産」の姉帯裕樹さんです。

 ◇ ◇ ◇

「良い子ぶるな」…意見に反論すると攻撃的な発言が相次ぐ

 今年32歳になる神林晴菜さん(仮名)は、6年ほど前に会社の上司だった18歳年上の男性と結婚。義理のご両親から「お祝いに」とタワマン高層階の一室を贈られ、夫妻で住むことになりました。

「初めのうちはまるで夢のようで、『私ほど幸せな人は他にはいない!』なんて思っていました。高層階の我が家から眺める景色は『最高!』の一言。特に夜景が美しく、窓に向けて設置したソファに仕事から帰ってきた夫と座り、夜景を見ながら晩酌するのが日課になっていました。

 義両親が一括で支払ってくれたのでローンもなく、夫の給料で十分に余裕ある暮らしができるので専業主婦に。時間があるので月に数回ホームパーティーを開き、友達や元同僚を家に呼んでおもてなししていました。誰からも『うらやましい!』って言ってもらえる生活に、浮かれすぎていたのかもしれません」

 そんなある日、晴菜さんは何気なく匿名のネット掲示板を見ました。住んでいるタワマンについての内容で、そこには「○○マンションの相場がまた下がった」「住人のマナーが悪いと、近所で評判になっている」「こんなマンション、地震が来たら一発で終わりだ」など、マイナス要素を挙げる言葉が並んでいます。

 物件に満足していた晴菜さんにとって、そうしたネガティブな意見は許せるものではありません。そこで思わず、相手を真っ向から否定するような反論を書き込んでしまいました。

「私はそうは思いません。読んでいて嫌な気持ちになるので、この掲示板にマイナスな書き込みをするのは控えてください。いくら匿名掲示板でも、他人を不快にさせるような書き込みは良くないと思います」

 するとその翌日から、掲示板には晴菜さんへの攻撃的な言葉が並ぶように。「良い子ぶるな」「お前が正義だと思っているのか」「本当のことを書いて何が悪い」といった内容は次第にエスカレートし、「お前の家が何階の何号室かこっちは把握している。いつか報復してやる」「深夜まで人を呼んで騒ぐような奴は早く出て行け。昨日は○○時まで騒ぎやがって!」といった悪質なものになりました。

 困った晴菜さんは、配偶者さんに相談。配偶者さんは掲示板を読み返すと眉をひそめ、「これ……まさかと思うけど、うちと同じ階の人が書いているんじゃ……?」とつぶやきました。

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