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縄文人の暮らしを楽しむサラリーマン 竪穴住居を手作りして大反響「泊まってみたい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

週末縄文人さんが約1か月かけて作り上げた竪穴住居【写真提供:週末縄文人(@wkend_jomonjin)さん】
週末縄文人さんが約1か月かけて作り上げた竪穴住居【写真提供:週末縄文人(@wkend_jomonjin)さん】

 ツイッターでトレンド入りしたハッシュタグ「#多分私しかやってない」。投稿の数々を見ると、世の中には驚きの趣味や技術を持った人がたくさんいることを実感できます。今回ご紹介するのは、何と令和にもかかわらず、週末に縄文時代の暮らしを楽しむ男性たち。現代の道具を一切使わず完成させた竪穴住居は6万件以上の“いいね”を集め、大きな話題になっています。投稿者の週末縄文人(@wkend_jomonjin)さんにお話を伺いました。

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サラリーマン2人組が活動を始めた理由 「“生きる”営みをすべて自分の手で」

 週末縄文人は、サラリーマン2人によるユニット名。「自分たちの手だけでゼロから文明を築く」をテーマに、週末を使って縄文時代から現代に至る文明の道のりをたどっています。土地を借りているところからもその本気ぶりが伝わるでしょう。その様子を発信しているYouTubeチャンネル「週末縄文人」やSNSも大人気です。

 登場する2人のコスチュームは、サラリーマンらしくスーツに革靴。その姿で泥だらけになりながら、火起こしや土器作りなどに挑戦します。中でも話題になったのは、ハッシュタグ「#多分私しかやってない」を付けてツイートした、竪穴住居の制作過程です。

 投稿は6.1万件もの“いいね”を集めた他、「何だかとてもうらやましく刺激を受けました」「すごい! 泊まってみたい」「むっちゃ贅沢なうらやましい趣味ですね!」など、たくさんのリプライ(返信)が寄せられていました。

 2人はこの活動で、人が“生きる”ことの本質を追求していると語ります。その第1段階として制作した竪穴住居は、完成まで約1か月を要したそうです。

「僕たちがこうした活動を始めたのは、都会の暮らしの中で生きている実感をなかなか見出せなかったことが背景にあります。衣食住をはじめとする、人が“生きる”ことの本質に関わる営みを、すべて自分たちの手で作ってみたいと思っています。そのためにも、まずは“住”ということで竪穴住居を作りました」