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からだ・美容

乳がんで右胸全摘 術後の入院中は何をする? 大部屋ならではの「眠れない問題」も

公開日:  /  更新日:

著者:島田 みゆ

手術は無事に成功。その後はどんな入院生活を送るの?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
手術は無事に成功。その後はどんな入院生活を送るの?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 38歳で乳がんが判明、翌月には右胸の全摘手術……ライターの島田みゆさんは、今年前半に怒涛の日々を過ごしました。その中で抱いたのは「世の女性に乳がんのことを知ってほしい」という思いです。島田さんが実体験を綴るこの連載、今回は全摘手術後の入院生活について。術後はどのくらいの痛みがあるものなのか? 実際の入院生活は何をするのか? 知っておきたい情報をギュッと詰め込んでお届けします。

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毎日ドラマ三昧の穏やかな入院生活 自分に課したミッションは…?

 入院中にやることは特にありません。看護師さんによる体温と血圧、ドレーンのチェック、ほぼ1日おきのリハビリ、食後に胃薬と痛み止めを飲むだけ。退院の目安は、ドレーンに溜まった液が一定以下になったタイミング、1週間~10日後くらいとのことでした。

 そのためにできること……というのも特にないので、日に日に回復していくのをただ待つのみです。私は、持っていった好きなお茶をお気に入りのタンブラーで飲みつつ、動画配信サービスで好きなだけドラマを観続けるという、ある意味では穏やかで楽しい日々を送りました。

好きなお茶を飲み、好きなだけドラマを観続けた入院生活【写真:島田みゆ】
好きなお茶を飲み、好きなだけドラマを観続けた入院生活【写真:島田みゆ】

 また、少しでも筋力は落とさない方がいいだろうと、術後2日目以降は「7階の病室から地下1階の売店まで階段で1日1往復する!」というミッションを掲げて、実践していました。

○入院4日目(術後2日目):前日には看護師さんに洗ってもらった頭も、シャワーを使って自分で洗えるように。ただしドレーンが抜けるまでは、相変わらず下半身シャワーのみ。
○入院5日目(術後3日目):午前中にリハビリ。肩回りや腕の動きの確認。動かすと痛いが、そこまでではない。
○入院6日目(術後4日目):ドラマ、食事、シャワー。何となくだるさと痛みを感じるものの、そう気にするほどでもない。
○入院7日目(術後5日目):午前中に診察。ドレーンに溜まった液が少なかったので抜くことに。翌日にも退院OKとのこと。

 私は術後の出血が割と少ない方だったようで、術後5日でドレーンを抜くことができました。抜くのは一瞬、痛みらしい痛みはありません。

「明日にでも退院していいですよ」とのことだったので、想定通り1週間で退院することに決定。その日の午後にはようやく全身シャワーが解禁され、久々にさっぱりしました。