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からだ・美容

性欲が衰えない人ってどんな人? EDの理由には心理的なものも 前向きな解決法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:OliviA

EDの理由には心理的なものも 薬を正しく上手に使って自信をつける

男性の不妊治療としてED薬が保険適用で処方されるように(写真はイメージ)【写真:写真AC】
男性の不妊治療としてED薬が保険適用で処方されるように(写真はイメージ)【写真:写真AC】

【今回のお悩み2】
「これまでの性行為すべてでうまく挿入することができませんでした。今の彼女ともうまくいかず、その後はトライしようとしても勃起を維持することが難しくなってしまいました。最近では彼女と会うこと自体に恐怖を感じます。できれば今の彼女と結婚したいと思っているので解決したいのです。お力添えいただけますでしょうか?」(未婚・30代男性)

 このお悩みの原因には、性行為へのプレッシャーや「失敗したらどうしよう」と考えてしまう予期不安が原因の心因性ED(勃起不全)など、相手との関係性やメンタル的なものが考えられるかもしれません。

 最初は勃起するが途中で萎えてしまうという状態でしょうか? もしそうであれば、「性行為は男性がリードしなくてはいけないもの」といった考えに縛られ、プレッシャーを感じてしまっている可能性があります。

 格好つける必要はありません。たとえ相手に経験がなくても、「すべて自分がリードしなければならない」と考えず、2人の関係性をより良いものにすることに注力してみてはいかがでしょう。勃起を維持できなかったなら、相手を満足させることで性行為を終了させたり、「自分を触ってほしい」など協力を呼びかけたりする方法もあります。

 勃起不全(ED)に関しては、治療のためバイアグラなど3種類のED薬が認可されています。泌尿器科など病院で薬を処方していただくことで概ね解決できるようになり、EDのみのご相談を受けることは少なくなってきました。肉体的な依存性はないとされていますので、まずは専門医に相談し、ED薬で少しずつ自信をつけてみてはいかがでしょうか。

 常用せずとも、ポーチなどに入れておくだけで心理的な支えとして効果があるでしょう。勃起がうまくいかないと自信が持てなくなり、精神的なEDに陥ってしまうこともあります。ED薬をお守りにして、「これがあれば大丈夫」と自信を持つようにしてみるわけです。

 ただし、個人輸入品としてインターネットで販売されているものにはご注意を。偽物が混じっていることがあるので、日本の医療機関にかかって処方してもらう方が安心でしょう。

 また2022年4月から、男性の不妊治療としてED薬が保険適用で処方されるようになりました。結婚して妊活に入るのであれば、不妊治療を行っているクリニックで一度相談してみることをおすすめします。

(Hint-Pot編集部)

OliviA(オリビア)

1980年生まれ。ラブライフアドバイザー(R)、アロマセラピスト、日本性科学会 会員。学生時代に「女性の性」をテーマに卒業論文を執筆したことをきっかけに、2007年より性に関する総合アドバイザーとして本格的に活動を開始。台湾でも書籍を出版するなど、日本のみならず海外にも活動の幅を広げ、多方面で「女性のセクシュアルウェルネス」「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行っている。近著に「セックスが本当に気持ち良くなるLOVEもみ」(日本文芸社)など。