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映画館“あるある” ポップコーン食べるのはいつ? 5コマ漫画に共感殺到

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:ともわか(@a0PH)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:ともわか(@a0PH)さん】

 映画館の定番スナックといえば、ポップコーン。ドリンクとともに、作品鑑賞中のおともにする人も多いでしょう。とはいえ周囲が静かな環境にいるだけに、咀嚼音が他の観客に迷惑をかけていないか気になるもの。そんな“映画館でポップコーンを食べるタイミング”を描いた漫画がツイッター上で6.7万件もの“いいね”を集め、大きな話題を呼んでいます。作者のともわか(@a0PH)さんにお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

映画館で食べるポップコーン 予告編では気にしなくても本編上映後は…

 ともわかさんは、2020年よりフリーランスとして活躍中のイラストレーターです。広告やパッケージ、アパレルブランドとコラボレーションするなど、さまざまな分野でイラストを担当。ポップでおしゃれなイラストはSNSでも注目を集め、多くのフォロワーを獲得しており、LINEスタンプ「猫のカムカム」シリーズも好評を博しています。

 そんなともわかさんは、ツイッター上で漫画も発表。今回注目を集めたのは、「映画館でポップコーンを食べるタイミング」を描いた作品です。登場キャラクターはすべて“猫”ですが、主人公には自身の経験が投影されています。

 漫画は予告編が流れている場面からスタート。まだ肝心の本編上映前ということもあり、周囲を特に気にすることなく主人公はムシャムシャとポップコーンを頬張ります。ところが、オープニングになるとその手がピタッとストップ。

 本編上映中は、咀嚼音がかき消されるであろう爆発音が流れるシーンで、ここぞとばかりにポップコーンを口へと運びます。一方で、音響効果などが抑えめの“シリアスシーン”になった途端、ポップコーンを食べる動作は慎重に。そして、エンドロールになると……。

 映画館内での場面に応じた“ポップコーンの食べ方”を描いた漫画がツイッター上で公開されると、6.7万件もの“いいね”を集める大反響を呼びました。また、リプライ(返信)には、「ものすごく分かります」「場面を気にせず咀嚼音を立てながらポップコーンを食べるやつちょっと引く」「予告でだいたい食べ切ってしまう」「ラストで頑張って飲食物消費するのあるある」など、さまざまな反応が。

 さらに、「音が気になってポップコーンなんて食べられない……」「最近はむせやすくなったのか、怖くて映画館でポップコーンが食べられなくなったなぁ」など、周囲に配慮して飲食を控えているという声もみられました。

久しぶりに訪れた映画館でポップコーンの食べ方を再認識

 さまざまな意見が寄せられた今回の作品。描こうと思った理由や描き方のこだわりなどについて、ともわかさんにお話を伺いました。

Q. 今回の漫画を描こうと思った理由を教えてください。
「先日、久しぶりに映画館に行き、映画館でのポップコーンも久しぶりに食べました。その時に『こうやって食べていたなあ』と改めて気づいたので、漫画にしたら共感してもらえるかなと思ったからです」

Q. なぜ登場キャラクターを“猫”にしたのでしょうか?
「『女だから』『男だから』『若いから』『若くないから』という先入観を排して見てもらえるようにしたかったからです。人間にすると、どうしても『作者の意見』が強く出てしまう気がしたので、『こういう人いるよね』という具合になれば良いなと。なので、必要以上に説明もしないようにしました」

Q. 読者の感想を読んで感じたことを教えてください。
「さまざまな意見が寄せられたことが面白いなと思いました。『自分もこうする』『他の人もこうしてほしい』『気にしたことない』『そもそも食べないでほしい』『周りを気にするなら食べなければ良いのに』など、とらえ方は千差万別なんだなと。改めて、すべての人から共感を得るのは難しいことだと思いました」

(Hint-Pot編集部)