散乱する紙くず、破壊された家具……SNSでは度々、愛犬のいたずらが話題になります。今回ご紹介するのは、派手にいたずらをしてしまった柴犬。“犯行現場”を背にして飼い主さんのお説教を受けた時、絶妙なしょんぼり顔を見せたことで話題になっています。それなのに、口にくわえているのはいたずらの“物的証拠”。8.3万件の“いいね”を集めた写真やその後について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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10分間の静かな犯行？　トイレットペーパーに夢中のきいちゃん

「くわえたまま説教聞いてます。会社ならダメです」という飼い主さんのメッセージを添えて、ツイッターに投稿された1枚の写真。うつむき加減で目を細めて、何やらしょんぼりした表情をした柴犬の子いぬが映っています。飼い主さんがツイッターのフォロワーから譲り受けた、生後3か月の「きい」ちゃんです。

　悲しそうな顔をしたきいちゃんの背後を見ると、部屋のあちらこちらに真っ白な紙切れが散乱しています。きいちゃんのおくちが加えているのはその一枚のようです。飼い主さんによると、この紙切れはトイレットペーパーなのだそう。

「トイレットペーパーを交換しようとしたら電話が鳴り、スマートフォンを取りに行きました。久々の知人からだったので長くなると思い、別の部屋に移動した時、きいの目が届く範囲内に置いてしまったようです。

　10分電話している間の静かな犯行で、戻るまで気づきませんでした。過去には、売ろうとしていたスニーカーの箱を壊したことや、4色ボールペンを破壊して1色で書けなくしてしまったこともありましたが、ここまで派手なのは初めてです。昔、空き巣に入られた時の方がもう少しきれいでしたね」