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愛犬を救え! 車ごと犬を連れ去られた飼い主が必死の捜索活動 無事に再会し感動の声
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14歳の柴犬を連れてマイアミに観光で訪れていた女性が、愛犬を乗せた車を強奪されるという事件が米国で注目を集めています。全盲で難聴を患う老犬が一時連れ去られましたが、飼い主はメディアやSNSを使って目撃情報を募集。周囲の助けもあり、感動の再会を果たしました。
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武装した2人組が車を強奪 車中には年老いた愛犬が
米フロリダ州ノース・マイアミで、現地時間8日深夜に起きたこの事件。発生直後から地元テレビ局「WSVN 7News」や「WPLG Local 10」など複数が報じ、犬を救出するため大騒動となりました。
被害に遭ったのは、カナダ在住のバレンティナさん。愛犬を連れて友人とマイアミ観光を楽しんだバレンティナさんは、友人の車から荷物を運び出している最中に、武装した2人組の男に襲われました。友人は銃を突き付けられ、あっという間に車を強奪されてしまったそう。盗まれた車の中は14歳の愛犬「ティナ」ちゃんがいました。
事件後、バレンティナさんはショックを受けていましたが、何よりもティナちゃんを取り返したいという気持ちが勝り、すぐに捜索に向けて行動を開始。目撃情報を募るため、メディア取材を受けたり、愛犬についてネット投稿を行ったりしました。
事件が報じられると、ツイッターには「犬は子どものようなものです。つらい時に助けてくれる」「この犬はきっと彼女(バレンティナさん)がまだそこにいると思っているでしょう。大丈夫」「彼女がわんちゃんを取り戻すのを願っています」など、バレンティナさんとティナちゃんを心配する声があふれました。
匿名の電話で車を発見 ティナちゃんを無事救出
「とにかく彼女に会いたい。見つけたい。見つけるんだ。それしか考えられませんでした」
そう語るバレンティナさんの執念は実ります。10日の朝、「友人が盗まれた車を目撃した」という匿名の電話を受けたそうです。後部座席にいたティナちゃんの具合は悪そうだったという知らせでした。
すぐに、車を見つけたという住所へ向かったバレンティナさんは、駐車してあった車の後部座席へためらうことなく乗り込みます。すると、そこにはティナちゃんの無事な姿がありました。疲労と脱水症状はありましたが、大事には至らなかったようです。
「家族にもう一度会うまで眠れない」と話していたというバレンティナさん。愛犬と感動の再会をサポートしてくれた人々に心から感謝していたそうです。カージャック犯は捕まっておらず、引き続き捜索は続いています。
(Hint-Pot編集部)