漫画
子連れで電車を降車中 さりげない親切に感動した漫画に12万人が共感「超イケメン」
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子どもとの外出は、なかなかスムーズにいかず迷惑をかけていないかなど、焦ってしまうこともしばしば。そんな時に周囲の人から何気なく親切にされると、その優しさが身にしみますよね。ベビーカーを利用時に電車から降車する際、あまりにさりげなくサポートしてもらったという実体験漫画が、ツイッター上で12万件以上の“いいね”を集め、大きな話題になっています。作者の星田つまみ(@Ririshiku_Uruou)さんに詳しいお話を伺いました。
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6歳差兄弟のママである星田さん お兄ちゃんとのスピードが合わず…
9歳の長男にぃくんと、3歳の次男おとくんのママである星田つまみさん。育児と並行して、コミックエッセイストやイラストレーターとしても活躍中で、6歳差兄弟の育児やにぎやかな日常を綴ったブログ「星田ブログ なにかと徒然クライシス」が大人気です。
今回ご紹介するのは、何とツイッターで12万件もの“いいね”を集めた、電車内での一幕。漫画は「さりげなさ…Lv.100」と題されています。
星田さんは8月下旬、にぃくんとおとくんと3人でお出かけをしました。電車が目的地に到着すると、「早く早く」と先に出ていくにぃくん。しかし、おとくんとたくさんの荷物を乗せたベビーカーを押していた星田さんは出遅れてしまい、焦って前向きのまま降車することに(※降車時は後ろ向きで、先に押し手が降りてからベビーカーを降ろすと安全です)。
その時、隣からすっと伸びる大きな手。何と、近くにいた30~40代ほどの男性が、ベビーカーの前側をさっと持ち上げて、さりげなく降車をサポートしてくれたのです。そして、星田さんがお礼を言う間もなく、何も言わずに颯爽とその場を去ってしまいました。
星田さんがその時の感動を描いた漫画がツイッターに投稿されると、瞬く間に大反響に。リプライ(返信)には、「超イケメンですね」「これはね、惚れるね。知り尽くしているね」「この段差、駅によっては地味にすごく落差があるので助かる時ありますよね」など称賛の声が殺到しました。
また、リプライの中には「お母さんがベビーカーを持ち上げようと力を入れていたら、男性が持ち上げたことで2倍の力がかかることになり、ひっくり返ったりするので危険かと思われます」など、さりげなさすぎることで危険が伴う可能性があることを指摘する声も。状況に応じて、声をかけ合うことも大切なようです。
「ベビーカーに触れる際は一声かけてから」
Q. 今回のエピソードを漫画に描いた理由は?
「ベビーカーに触れるという難しい局面でありながら、手助けしてくださった男性があまりにもスマートかつ、お礼も言う隙もないくらい颯爽と去っていかれたので、ちょっとしたヒーローのように見えました。これまでにも子連れで外出した際には、たくさんの方に親切にしていただきましたが、『この感動を共感してくださる方いるかな?』という軽い気持ちで漫画にしてみました」
Q. お子さんたちは、お兄さんが手伝ってくれたことに気づいていましたか?
「ホームで待っていた兄は気づきました。弟の方は『何したん?』という程度の反応です。兄は恥ずかしがり屋で、とっさに見知らぬ人へ手を貸せるタイプではないので『手伝ってくれたん? すごいな』という感じの、尊敬するような反応でした」
Q. 心に残った読者の感想を教えてください。
「たくさんの方にツイートを見ていただけてうれしいです。反応を見る限り、多くの方が『素敵すぎる』『これは好きになる』など、私と同じように男性の行動を称賛する視点で読んでくださっていました。
一方で、中には『声をかけてほしい』『突然触られると怖い』というコメントもあり、それもまた『分かる』と思いました。ただ、私の表現不足だったのかもしれませんが、今回は私が電車の中で出口を前にもたつき、つまずき、とっさに手を差し伸べてくださったという状況でした。ほんの数秒の出来事だったので、『声をかけてから』という余裕のある援助の仕方は無理なシチュエーションだったと思います。
ですので、いただいたコメントなどの反応をまとめると、今回のようなとっさの場面でなければ、ベビーカーに触れる際は一声かけてからの行動がいいように思いました」
(Hint-Pot編集部)