漫画
卒乳よりつらかった…“抱っこ紐卒業”を描いた漫画に共感殺到「涙で画面が見えない」
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抱っこは赤ちゃんとの大切なスキンシップの時間。最近ではおしゃれで機能的な抱っこ紐が増え、快適に抱くことができるようになりました。しかし、抱っこ紐には体重制限があり、いつか“卒業”をしなければなりません。ある日、突然迎えた“抱っこ紐卒業”の日、親子で涙したという漫画が大きな話題になっています。作者のまさき(@koge_diary)さんに話を伺いました。
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大号泣する息子の「ちいさくなりたい」に母も涙
まさきさん親子にとって、「卒乳よりずっと悲しい寂しい」出来事だったという“抱っこ紐卒業”。卒業を決めたのはまさきさんでした。息子さんは2歳半になり、体重は14キロに成長。普段、抱っこ紐を使う機会は自然と減っていましたが、病院などに行く際には小回りの利く抱っこ紐を使用していたそうです。
そしてある日、息子さんはクセになっている肘内障で腕が抜けてしまい、急遽病院へ行かなければならない事態に。息子さんは、病院までは慣れ親しんだ抱っこ紐で連れていってほしいと懇願しました。困ってしまったまさきさんは、体が大きくなったから使えないことを丁寧に説明しましたが、息子さんは大号泣。そこで口にしたある一言が、心に深く突き刺さったそうです。
「ちいさくなりたい」
最近は自らの成長を感じ、希望にあふれていた息子さんからのネガティブな言葉。まさきさんは一緒になってわんわん泣いてしまったといいます。
泣きやまない息子さんに向かい、自分自身もショックだった切ない胸の内を伝え、2人で泣き続けたそうです。その後しばらくして1人で立ち直った息子さんは、まさきさんとベビーカーを使って病院に行き、腕も治りました。こうしてまさきさん親子は無事、抱っこ紐卒業の日を迎えたのでした。
親子の成長物語に対し、共感が殺到。「娘の抱っこ紐時代を重ねてしまって、泣きました(笑)」「涙で画面が見えません」「泣くなというのが無理な話ですぜ……」など、たくさんのコメントが寄せられています。また、2.6万件もの“いいね”が集まりました。
読者のアドバイスで素敵な卒業写真を撮影
まさきさんに、大反響となったエピソードの裏側について詳しくお話を伺いました。
Q. 抱っこ紐卒業以前、最後に使ったタイミングを教えてください。
「最後はもう1か月くらい前だったかもしれません。このまま抱っこ紐は使わず、フェードアウトかなと思っていました」
Q. 抱っこ紐卒業を告げられ、泣き出した息子さんを見た時の気持ちを教えてください。
「最初は『仕方ないよー』とあまり重くとらえていませんでした。でもその後、『ちいさくなりたい……』と言われて、そこまで思い入れがあったのかと衝撃を受けました」
Q. 抱っこ紐が使えないと伝えてから、息子さんが納得して病院に行くまでの時間を教えてください。
「30分くらいだったと思います」
Q. 使用していた抱っこ紐は今後どうする予定ですか?
「災害や緊急用に、一番身動きが取りやすいので取っておくつもりです」
Q. 他にも親子の成長を感じた瞬間がございましたら教えてください。
「卒乳などの大きな節目ももちろんですが、ふとした瞬間で感じることが多いです。卒乳の話も漫画にしたいと思っています」
Q. 大きな反響となりましたが、現在の気持ちを教えてください。
「たくさんの方が、そのおうちそれぞれの抱っこ紐卒業についてお話をしてくださいました。いろんなエピソードが聞けてとてもうれしかったです。『ぜひ最後の卒業写真を』とコメントをいただけたのは本当に助かりました! おかげで良い卒業写真が撮れました」
子育てメディア「コノビー」での連載をしたり、オリジナルのLINEスタンプ「かんたんお返事赤ちゃん」をリリースしたりと、幅広い活動をしているまさきさん。明るくにぎやかで、等身大の子育てエッセイ漫画は、たくさんの人に感動や癒やしを届けています。
(Hint-Pot編集部)