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漫画

「飼いやすいはデマ」 ウサギの安易なお迎えを注意喚起する漫画に大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:南兎(@sud_lapin2987)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:南兎(@sud_lapin2987)さん】

 家庭動物として人気が高いウサギ。もふもふでかわいらしく、鳴きもせず、散歩もいらないので「飼いやすい」と紹介されがちですが、本当にそうなのでしょうか。「『ウサギさんお迎えしてみようかな~』と思った方に知っておいてほしいこと」と添えられた漫画が、ツイッターで6万件を超える“いいね”を集め、大きな話題になっています。作者の南兎(@sud_lapin2987)さんに詳しいお話を伺いました。

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病気の治療や介護が必要になることも 7項目に分けて説明

 来年の干支は「卯」。ウサギを取り上げたテレビ番組やイベントなどを目にする機会が増えることでしょう。それにあたり、南兎さんには懸念していることがあります。それは、ウサギは「飼いやすい」という紹介を鵜呑みにし、安易にお迎えしてしまう人が増えること。

 そこで南兎さんは、実際に何羽もウサギを飼育した経験を基に描いた漫画でウサギが「飼いやすいはデマ」と説明。ウサギはおとなしいと誤解されがちですが、何でもかじります。そして、抱っこも苦手。もちろん生きているので排泄や抜け毛もありますし、時には病気にかかることも。歳を取ったら介護も必要です。当然お金もかかります。そうした現実を大きく7項目に分けて丁寧に解説しています。

 安易にお迎えして放棄する人もいます。そうしたことがないよう、ウサギとの生活は決して楽しいことだけではないことを理解しておく必要があると呼びかけた南兎さん。漫画は大きな話題になり、6.3万件もの“いいね”を集めました。

 そして、リプライ(返信)には「あと大変なのは、撫でるのをやめられないことです。これはウサギさまが『もう良い』と言うまで一生続きます」「抱っこはさせてくれんでも、見えるところでのびのびしとるの見ると信頼してくれてるんかなって気持ちになれます」「幸せな家族、幸せなウサギさんが増えますように」など、たくさんの共感の声が寄せられています。