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携帯・スマホは持っていて“当然” 小中学生1500人のアンケート 保護者の懸念とは
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「デジタルネイティブ」という言葉が市民権を得ているように、今の子どもたちは生まれた時からインターネットの存在が当たり前。そうした状況に合わせて、携帯電話やスマートフォンを持ち始めるタイミングも低年齢化が進んでいます。しかし一方で、SNSなどを通じた誹謗中傷やいじめ、ゲーム課金による高額請求といったトラブルの心配も。そこで今回は、携帯電話・スマートフォンを利用している小中学生が対象のアンケート調査をご紹介します。
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携帯電話やスマートフォンを持つ小中学生の割合とは
子ども向けポータルサイト「ニフティキッズ」を運営するニフティ株式会社は8月8日~29日、子どもの携帯電話・スマートフォンの使用に関するアンケート調査を実施しました。対象は同サイトを利用する小中学生1500人です。
まず、「自分専用の携帯やスマホなどを持っている?」という設問からみてみましょう。小学生では携帯電話が23%、スマートフォンが40%、持っていないが37%で、自分専用の携帯電話またはスマートフォンを持っている割合は合わせて6割を超えました。
中学生になると、この割合はさらに大きなものに。携帯電話が22%、スマートフォンが54%と合わせて7割を超え、4人に3人は自分専用の端末を持っていることが分かりました。
それでは、子どもたちは一日の中でどのくらいの時間、携帯電話やスマートフォンを使っているのでしょうか。
【小学生】
1位「30分未満」(19%)
2位「1時間~2時間未満」「5時間以上」(ともに16%)
4位「30分~1時間未満」(15%)
【中学生】
1位「5時間以上」(21%)
2位「1時間~2時間未満」(18%)
3位「2時間~3時間未満」(16%)
中学生になると交友関係や興味の広がりもあってか、小学生と比べて携帯電話やスマートフォンの使用時間がぐっと増える結果に。1日に5時間以上という結果からは、学校外でのほとんどの時間、子どもたちが端末を肌身離さず持っている様子がうかがえます。