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ギネス認定された猫 飼い主も嘆く巨大すぎるボディに「ヒョウみたい」の声
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愛するペットがギネスブックに載ったら、どれだけ誇らしい気持ちになるのでしょうか。この度「世界で最も長身」という記録を更新した愛猫があまりの大きさから“猛獣”に勘違いされてしまうという、飼い主さんの嘆きが話題を集めています。
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大きく育った愛猫 兄弟猫もギネスに認定
英紙「インディペンデント」によると、存命中の世界で最も背の高い猫としてギネス世界記録に認定されたのは、サバンナキャットの「フェンリル」くん。米ミシガン州ファーミントンヒルズ在住のウィリアム・ジョン・パワーズ医師の愛猫です。記録は2021年1月29日に測定された47.83センチ。一般的に猫の身長は35.5~43センチとされているので、かなり背が高い猫です。
パワーズさんは「フェンリルが、生きている最も背の高い猫としてギネス世界記録に認定されたことを誇りに思う」と喜びを綴り、フェンリルくんの写真を添えてインスタグラムに投稿。すると、コメント欄には「おめでとう!!!」「とても美しい猫」「ヒョウの小さいバージョン! お見事!」といった声が続々と寄せられました。
実は亡くなった兄弟猫の「アークタス」くんも、2016年に体長48.4センチでギネス記録に認定されていました。この記録は米国内での史上最長身として破られていないそうですが、パワーズさんは「フェンリルはまだ成長しているので、もしかすると今はアークタスよりも大きいかも」と語ります。
パワーズさんは、フェンリルくんにもアークタスくんと同じ食事を与えているそうです。そのため、アークタスくんに引けを取らない長身猫に成長したフェンリルくんについて「遺伝子的に似ていて、同じ環境下で育っているので、ここまで大きくなったことに驚きはありませんでした」といいます。
すくすくと育ってくれた愛猫ですが、パワーズさんにはある“悩み”があるようです。それは、巨大なヒョウ柄ボディとなったフェンリルくんが、周囲に猫ではなく“猛獣”と勘違いされてしまうこと。
「時々、周りの人は小さなヒョウか、ピューマか、オセロット(ヤマネコ)と思ってしまうようです。怖がられたり、恐さからか後ずさりされることがあるので、フェンリルがセラピーキャットで、とてもフレンドリーであることを説明します。すると近寄ってきてくれるんですよ」
癒やしの存在として活躍するフェンリルくん
HIVの専門家でもあるパワーズさんのオフィスにフェンリルくんは毎週火曜日に“出勤”し、患者さんの癒やし役としても活躍しています。
「彼はオフィスを気ままに闊歩しています。試験室のテーブルで居眠りをしたり、おやつをおねだりしたり。僕と一緒に患者さんの部屋を訪ねて、疲れてしまうと、昼食の時間までどこかの椅子で丸くなって寝ていますよ」
フェンリルくんには高い身長を生かした特技があります。長い後ろ足で立って、ドアを開けられることです。ただし、本人はあまり自分のサイズについて自覚がないようで、追いかけっこで箱に隠れようとしても、飛び込んだ箱のサイズが小さくて入らないことが度々あるそう。さすがのギネス猫! いろいろと規格外のようです。
(Hint-Pot編集部)