毎日欠かせないわんちゃんとのコミュニケーションといえば、愛情を込めたなでなで。「今日もたくさん撫でたな～」と思っても、頭をすり寄せてくるなど「もっと！」の催促をされることがあります。今回ご紹介するわんちゃんは、飼い主さんが撫でる手を止めた途端に「ダメだやめるな！」と不満げにポコポコと連続パンチ。ツイッター上で約1万件の“いいね”を集めた動画について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

保護犬カフェからお迎え　名前は好きな漫画キャラクターが由来

　元保護犬で2歳の男の子「わむう」くんは、ペキニーズとビションフリーゼのミックス。飼い主さんがボランティアをしていた保護犬カフェからお迎えされました。お名前の由来は、飼い主さんが好きな漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクター。当時は「ムーちゃん」と呼ばれていたため、同じ名前で呼べるように考えたそうです。

　陽気でおおらかで、遊ぶのが大好きなかまってちゃんに成長したわむうくん。以前も粘着クリーナー（通称コロコロ）で自分の抜け毛をお掃除する姿や、飼い主さんの声に反応してかわいくごはんをおねだりする姿が人気を集めました。

　今回話題になった動画も、おねだりのバリエーションかもしれません。ある日、飼い主さんがソファでまったりしていると、わむうくんがお腹に飛び乗ってきました。

「ソファでゴロゴロしながらスマートフォンをいじっていると、わむうがお腹に飛び乗ってきて、スマホの向こうから撫でてほしそうな熱視線を送ってきました。数分間はスマホを見ながら片手間になでなでしていたのですが、『気合を入れなさい』と手でペチンとされたんです」

床や飼い主さんの腕をペチンと叩くのが「撫でろ」の合図

　今回話題になった動画に収められているのは、その後の様子です。胸の上にスマホを置いて、動画を撮影しつつ本格的に撫で始めた飼い主さん。途中で鼻をかこうと手を止めたところ、わむうくんは「止めていいとは言っとらん」と言いたげな様子で、飼い主さんのお腹をポコポコと叩いたのです。そして仕上げのように、最後は不満そうに鼻を鳴らしました。

　ツイッターで公開されたこの動画は、約1万件の“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「もうすべてがたまらなく愛おしいわむう氏」「とんでもなく尊いです」「鼻の鳴らし方がたまんないですね」「怒り方かわいすぎて怒らせたくなるw」など、わむうくんのかわいさを絶賛する声が寄せられています。

　ちなみに動画の後、飼い主さんはあまりのかわいさに笑いつつも、両手でたっぷり撫でてあげたそうです。こうした催促はいつものことなのだそう。

「催促はしょっちゅうですね。我が家では“なでなでヤクザ”と呼ばれています。そばにすっと寄ってきて、床や飼い主の腕をペチンと叩くのが『撫でろ』の合図。まだ満足してないのにやめると、またペチンと叩きます。うとうとと眠るまで、基本エンドレスです」

　何ともストレートな甘え表現。想像するだけで、飼い主さんがデレデレになってしまう理由もよく分かります。これからも、かわいくて憎めないおねだり姿をたっぷりと見せてほしいですね。

○取材協力：かわいいぬ（@wamuuhm）さん

（Hint-Pot編集部）