ねこはクールなイメージが強いですが、実は表情豊か。でも、こんなに気持ち良さそうな顔をして眠るねこは珍しいかもしれません。横線を2本引いたようなおめめに、半開きになった三角形のおくち。その個性的な寝顔は「おじいちゃん」「森進一さん」など、ツイッター上でさまざまな想像を呼んでいます。6.4万件の“いいね”を集めた写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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出会いは結婚記念日　今では「ありがたいおかお」で眠るように

　1歳の女の子「ラム」ちゃんは、マンチカンとサイベリアンのミックス。かわいらしいお名前は、大人気漫画「うる星やつら」の登場人物、宇宙人のラムちゃんが由来です。ただし性格は、ラムちゃんより“ツン”の部分が強いよう。

「性格は『正しくねこ！』という感じのツンデレです。デレるのは夜、寝る時に飼い主のベッドに乗ってくる時だけですが、一日の最後にその“デレ”をもらえるのが飼い主にとって生きる糧になっています」

　結婚当初から配偶者さんに「ねこを飼いたい」と言っていた飼い主さん。配偶者さんはそれからいろいろなねこちゃんを探していたそうで、昨年の結婚記念日にめぐり合わせてくれたそうです。

　今回話題になった写真が撮影されたのは、お昼過ぎのこと。テレビを見ていた飼い主さんは、座椅子で腹這いになり眠っているラムちゃんに気づきました。少しアゴを上げて目を閉じ、おくちを半開きにしている様子は何とも気持ち良さげです。でも、寝ているというよりは、指圧やマッサージの最中に浮かべた恍惚の表情のようにも……。

「『あー、またいつもの顔して寝ているな～』と思いました。基本、普通の寝顔で寝ることの方が少ないので、もはやこの顔が当たり前といいますか……（笑）。菩薩の様にも見えるので我が家では『ありがたいおかお』と呼んでいます」