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“死んだふり”を毎日投稿した結果… 40代男性のアメリカンドリームが叶ったと話題に
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インスタグラムやTikTokなど、SNSで注目を集めるインフルエンサーが芸能界デビューするのは、もはや珍しくありません。米国では、TikTokで321日間、死体のふりをする動画を投稿していた男性が、ドラマ出演のオファーを受けたと話題に。超人気シリーズ「CSI:科学捜査班」の続編で死体役として出演を果たし、夢を叶えました。
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ドラマや映画に出演したい! 40代でTikTok投稿を始めた男性
話題のTikTokerは、米ケンタッキー州にあるレストランでマネージャーを務める、42歳のジョシュ・ナリーさん。演技経験こそありませんが、ドラマや映画に出演したいという夢を叶えるため、この1年ほど毎日TikTokにとある投稿をしてきました。
それは、死体のふりをする動画。1日目の投稿では、川の中にうつ伏せになり、近くでは大型犬2頭が楽しそうに遊んでいます。そして2日目以降は、動画の中でドラマや映画へのキャスティングをお願いするテロップが流れるように。
撮影場所は多岐にわたり、ナリーさんは雪や土、草、岩など、過酷そうな場所でも果敢に顔を伏せ、死体のふりをしています。そして、記念すべき30日目には、突然43万件以上もの“いいね”が集まり注目の的に。それ以降も時々バズることを繰り返し、とうとうドラマ関係者の目がナリーさんに止まりました。
人気ドラマシリーズ「CSI」から突然のオファーが
ナリーさんに出演オファーをかけたのは、米国最大の放送局といわれる「CBS」。何と同局のドラマ担当者は、2000年から2015年放送された大ヒットドラマ「CSI:科学捜査班」シリーズの続編となる「CSI:ベガス」に死体役として出演してほしいと、ナリーさんにメールを送ったのです。
ナリーさんは、このミラクルについて、米紙「USAトゥデイ」の系列地元紙「クーリエ・ジャーナル」に次のように語っています。
「最初は信じられませんでしたが、彼らは私をカリフォルニアに送り出してくれました。(俳優で映画やテレビ監督を務める)マリオ・ヴァン・ピーブルズが、そのエピソードのディレクターであることが分かりました。出演が決まっただけでなく、彼にも会うことができ、とてもうれしかったです」
ドラマ出演を報告しファンから不安の声も 現在も投稿を継続
ナリーさんは2時間かけてメイクを行い、3、4回のテイクで撮影を終えたそう。また、プロデューサーにハリウッドで有名な歩道「ウォーク・オブ・フェイム」に連れて行かれ、死体のポーズを取って撮影をするなど、楽しい思い出もたくさんできたようです。
ナリーさんは、321日目に「ウォーク・オブ・フェイム」で撮影した動画を投稿。「CSI:ベガス」シーズン2に出演することを報告し、4万件を超える“いいね”が集まりました。
また、コメント欄には、「本当に良かったね! おめでとうございます」「まさかTikTok有名人だったとは!!!! めっちゃうれしい!」「信じられない!」など、祝福や驚きの声が殺到。その一方でドラマ出演するという目標が達成されたため、「あなたは、このシリーズを作り続けなければなりませんよ」など、動画投稿が終わらないか心配するファンからのコメントも見られました。
ファンの不安をよそに、その後も投稿を続けているナリーさん。現地時間24日は投稿開始1周年を祝い、1日目の投稿にテロップを加え再投稿しています。何とも夢のある物語は、たくさんの人に感動を与えています。
(Hint-Pot編集部)