どうぶつ
河原で保護された元保護ねこ兄弟 荷造りを邪魔する「ネコハラ」に1.3万人笑顔
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偶然立ち寄った河原で保護された4兄弟
今回の動画では、紐の動きに合わせた4匹のシンクロぶりも見どころの一つ。保護とお迎えの経緯には、運命の出会いというドラマがありました。
「夫の実家がある愛媛県に帰省中、空港へ向かう帰り際に立ち寄った河原で、子ねこが鳴き叫ぶ声を耳にしました。近寄ってみると、発泡スチロールの箱に入れられ、草むらで置き去りにされていた4匹が。たくさんのカラスが上の電線に並び、弱った子ねこたちを狙っているようだったので、すぐに保護しました。
動物病院に何件も電話して、保護してもらえないかかけ合ったものの断られてしまったのですが、運良く近くにホームセンターや100円ショップ、スーパーマーケットが併設された施設があったんです。そこでキャリーケースや哺乳瓶、粉ミルク、お湯など必要なものが揃ったので、飛行機で羽田まで急遽移動し、我が家へ連れて帰ることにしました」
こうして飼い主さんご夫妻の家族になった4匹。今ではすっかりやんちゃ兄弟に育っているそうです。
ネコハラは日常的!? 4匹それぞれの性格は?
それでは、スーツケースの中で一番左側にいるピノくんから順にご紹介しましょう。飼い主さんがピアノ講師のため、お名前は音楽関係が多いそうです。
ピノくん「長男(という設定です)気質。いたずらする兄弟をたしなめたりします。名前の由来は、ピアノに似た白黒の被毛」
クロードくん「次男。好奇心旺盛で食いしん坊な性格。お座りやお手、おかわりなどもできる賢い子です。黒いのでクロード。由来はフランスの作曲家のクロード・ドビュッシーから」
カイくん「末っ子。一匹狼ならぬ一匹猫でいることが多いけれど、隠れ甘えん坊。灰色味の強いのキジトラなので、夫の好きな漫画『銀灰(ぎんかい)のスピードスター』から」
チャイくん「三男。他の兄弟が撫でられているのを見ると割り込んでくるほど、とにかく誰よりもかまってほしい甘えん坊。茶色味の強いキジトラなのでチャイ。由来はロシアの作曲家のチャイコフスキーから」
のびのび暮らす兄弟たち。ちなみに、ネコハラは日常的に行われているそうです。
「読んでいる本や雑誌の上に乗ってきたり、ソファを4匹で占領して人間が座れなかったり、日常的にネコハラが横行しています(笑)」
飼い主さんにとってはうれしい状況かもしれませんね。4匹の普段の様子は、ツイッターの他に、インスタグラム(921quartet)でも見ることができますよ。
○取材協力:ねこカルテット(@921quartet)さん
(Hint-Pot編集部)