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タワマンに引っ越した30代女性 セレブ住人への憧れが崩壊した瞬間
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教えてくれた人:姉帯 裕樹
タワーマンションには大きく分けて、分譲マンションと賃貸専用の2種類があります。分譲マンションはファミリー層が多い一方で、賃貸専用は住人の層がさまざまです。今回お話を伺った30代女性は、著名人が住んでいるという「賃貸タワマン」に引っ越したものの、その“セレブ住人”たちのマナーに頭を悩ませているそう。アドバイスは東京・中目黒で「コレカライフ不動産」を営む不動産のプロ、姉帯裕樹さんです。
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著名人の住人と遭遇も…マナーに驚愕
「テレビでも時々、顔を見る著名な方が同じマンションに住んでいるんです。その人、テレビではいつも笑顔を振りまいていて、私も好感度が高かったのですが、普段の様子はまったく違うということを、知りたくもないのに知ってしまいました……」
そう話すのは桑野怜子さん(仮名・32歳)。配偶者さんが自営業で成功し収入が上がったことに伴い、都心で人気エリアのタワーマンションへ引っ越しました。そのタワマンには、有名人が何人か住んでいるとの噂を聞いていた怜子さんは、「洗練されたセレブな人たちと同じ敷地で暮らせるなんて!」と胸を高鳴らせていたそう。しかし、実際に住んでみると……。驚きの一面を垣間見てしまったといいます。
「とにかく、生活態度、マナーの悪さに驚きました。朝っぱらから共用廊下で迎えに来た関係者らしき人を怒鳴りつけている姿を見たことが何度もありますし、ポケットの中に入っていたゴミを、エレベーター前の広場でポイッと投げ捨てているのも見たことがあります」
衝撃だったのは、マンション内にあるスポーツジムでの出来事。コロナ禍のため、マシンを使った後は除菌ペーパーで拭いて清潔に保つようルールが決められていますが、使用後にまったく消毒をせずにいる姿を目撃。他の住人の方が注意をしたことがあるようですが「手が荒れるから」「コロナにかかっていないから」とまったく聞く耳を持たなかったようです。
「実は別の著名な人も同じマンションにいるんですが、一緒になったエレベーターの中でマスクを外して関係者のような人とべらべらとしゃべっていて、さらに幻滅。セレブが集うアーバンな高級賃貸マンションだと思って選びましたが、周囲への配慮が欠けているような言動が多くて……」