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漫画

タイで出会った鉄仮面少女 ギャップ萌え漫画に悶絶する人続出「綾波レイか!?」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン。タイの屋台で出会った“鉄仮面少女”。小林さんが日本人だと分かると…【画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)さん】
漫画のワンシーン。タイの屋台で出会った“鉄仮面少女”。小林さんが日本人だと分かると…【画像提供:小林眞理子(@mariko_asia27)さん】

 海外旅行の醍醐味の一つといえば、現地の人とのふれあい。「微笑みの国」タイで出会った無愛想な少女とのエピソードを描いたエッセイ漫画が、ツイッター上で6万件以上の“いいね”を集め大きな話題になっています。まるで人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズのキャラクター「綾波レイ」にも似たクールな性格にたじたじになりながらも、最後は心温まる展開に。漫画家で作者の小林眞理子(@mariko_asia27)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

今年7月にタイの田舎町に滞在した時の出来事

 小林さんはアジアが大好きで、特にタイには何度も訪れています。タイでの楽しい日常を描いたエッセイ漫画は、ツイッターやインスタグラムで大人気。先月末には、初めての単行本「タイのひとびと」(ワニブックス刊)が発売され、好評を博しています。

 今回ご紹介するのは、ツイッターで6.4万件もの“いいね”を集めた、タイ人少女との出会いです。小林さんがこの少女と出会ったのは今年7月、タイのとある田舎町の有名店を訪れた時のことでした。

 タイに滞在中は、いつもローカルな食堂へ行くという小林さんは、大行列ができているそのお店を見つけ、食事を取ることにしました。間違ってテイクアウト用の列に並ぶなど、失敗しながらもどうにか屋台の脇に置いてあるテーブル席へ。腰を下ろすと、1人の女の子が飛んできました。

 無愛想な女の子は、家業のお手伝いをしているようで早口のタイ語で注文を聞いてきます。小林さんはひるまず、列に並んでいた間にリサーチしたメニューを伝えました。すると、さらに矢継ぎ早に女の子から質問が。聞き取れず困っていると、察したのか女の子はさっと英語に切り替えてくれました。

思わずつぶやいた日本語を真似した少女 意外な素顔にドキッ

 女の子が機転を利かせてくれたことで、どうにかおいしいごはんにありつくことができた小林さん。思わず「いえーい やったぁー!」とつぶやきました。すると、女の子はそれを聞いて、表情ひとつ変えずに「イエーイ ヤッターァ」とリピートします。日本語をいじられたことや、感情を出さずに何でもこなす少女に小林さんには少女がある人物に見えました。

「タイの綾波レイかッ……?」

 少女のクールな対応は、人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズに登場するミステリアスな美少女を彷彿とさせたのです。その後、会計時になって少女の意外な素顔を知ってしまった小林さん。あまりに魅力的な少女とのふれあいで「また来よう」と心に誓うのでした。

 漫画には、リプライ(返信)も殺到。「これは破壊力が抜群すぎる……」「ええーーーん鉄仮面少女かわいすぎィィィ」「タイに行きタイ」「ギャップが!」など、小林さん同様、少女に心を射抜かれてしまった人が続出しました。

タイ人は「日本に行ったことなくても、雪景色に憧れを持っている人が多い」

Q. その後、その女の子とまた会いましたか?
「この町には5日間滞在しており、次にこの店に来た時は顔を覚えていてくれて、始めからとびきりの笑顔でした。注文も同じものでスッと通りました」

Q. タイは親日国といわれますが、「日本好き」と言われることは多いですか?
「相当多いです。特に日本に行ったことなくても、雪景色に憧れを持っている人が多いですし。この町は古民家が立ち並ぶ小さな町でしたが、日本語の看板や日本食の店が何軒かありました。同じ町の他のお店でも、『日本人が初めてこのお店に来た!』と喜ばれて、日本の話をたくさんしました」

Q. タイに初めて行ったのは何歳頃ですか? また、大好きになった理由は?
「タイに初めて行ったのは15年くらい前だと思います。その時は人の優しさや、良い意味で適当さ、海の美しさにハマりました」

Q. 読者の感想を読んで気がついたことは?
「タイの屋台での食事の楽しさ、珍しいタイ料理、日本にはない無愛想な接客と、『微笑みの国』のタイ人が見せる笑顔の素晴らしさがちゃんと皆さんに伝わったようで良かったです」

(Hint-Pot編集部)