漫画
犬と猫両方飼っているから分かる 投薬時の反応を描いた漫画に共感殺到「本当難しい」
公開日: / 更新日:
愛猫にはお気に入りのおやつで投薬を試してみたところ…
犬くんの投薬についてはコツをしっかりマスターしていた松本さん。一方で、猫さまにお薬をあげる時は苦労があったようです。
猫さまは今年9月、悪性の腫瘍が見つかり手術を受けました。腫瘍は取り除けたものの、少しだけ肝臓に転移が。それを抑えるために、3週間に1度の抗がん剤と1日1回の投薬が続いています。
松本さんは、猫さまに少しでも楽にお薬を飲んでもらうために、スープに溶かしたり、ごはんに混ぜたりするなどいろいろな方法を試しました。しかし、猫さまにはどの方法もまったく通用せず、結局いつも直接口の中に入れて飲ませていたそうです。
他に何か良い方法がないか……と悩んでいた時、猫さまに珍しくお気に入りのおやつができました。そのおやつは、カツオ味のやわらかいキューブタイプ。そこで松本さんがそのおやつに薬をねじ込んでみたところ、猫さまは怒りながら「ベッ」と吐き出して拒否してしまいます。
しかも記憶力が良いという猫の特性からか、お気に入りのおやつには「薬が入っている」と認識。猫さまへの投薬は、犬くんの時のようにうまくいきませんでした。とはいえ、双方を描いた漫画には、松本さんの愛情があふれています。
松本さんはこの漫画に「犬と猫どっちも飼ってると、お薬難易度が雲泥の差」とのメッセージを添えてツイッターで公開。すると、5.9万件もの“いいね”が集まりました。
リプライ(返信)には「犬くんの『あーしまったおみみだったー』がかわいくて何度も見ちゃう」「私も犬くんみたいに楽しく生きよう」「たまらない」と、犬くんにほっこりしたという声や、「うちの猫ちゃんもまったく同じです」「我が家でもありました」「本当、難しいですね」など、愛猫家から共感の声が寄せられています。
投薬の方法は「いろいろ試してみるしかないと思いました」
犬くんと猫さま、それぞれのお薬に対する反応がとってもかわいらしく描かれた今回の作品。松本さんに詳しいお話を伺いました。
Q. 今回の漫画を描こうと思った理由は?
「犬くんはもういなくなってしまったのですが、描きたかったことはいっぱいあったので、このエピソードも残していきたいと思って描きました」
Q. 犬くんへの投薬で苦労したことは?
「初めからずっとこんな感じだったので、投薬には困らない性格の子でした。飲み薬の時はチューブ型のおやつに包んだお薬を口蓋にくっつけてねじ込んでいました」
Q. 猫さまに投薬を受け入れてもらうために工夫したことは?
「口の開け方もコツを覚えたら楽に開けてくれるようになりました。薬はシリンジ型の投薬器を使ってのどの奥に入れています」
Q. お気に入りのおやつをまた食べるようになりましたか?
「なりませんでした……」
Q. 読者からの心に残った感想は?
「投薬に便利な方法や道具、使えなかった道具なども教えていただきました。ただ、それぞれ相性があるようです。いろいろ試してみるしかないなと思いました」
(Hint-Pot編集部)