どうぶつ
「ウクライナで過ごす多くの動物に幸あれ」 戦禍で安らぎのひと時を過ごすねこに大反響
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男性の胸の上で、安心した表情で眠りにつく1匹のねこちゃん。日常の何気ない一コマのように見えますが、実はウクライナで撮影されたねこちゃんです。戦争で犠牲になるのは人間だけでなく、そこに暮らす動物たちも例外ではありません。写真をツイッターに投稿したGangsta(@takeren8)さんに、現地の様子や当時の状況などについて、詳しいをお話を伺いました。
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無人の村で寝袋に侵入してきた1匹のねこ
写真が撮影された日、Gangstaさんは住民が避難し無人になった村の地下室で、寝袋を使い就寝していたそう。すると、どこからともなくやってきた1匹のねこちゃんがGangstaさんの寝袋の中へ入り込み、安心したようにゴロゴロとのどを鳴らし眠り始めました。
Gangstaさんはその様子を撮影し、「寝袋で寝てたら侵入者が」とメッセージを添えてツイッターに投稿。すると2.3万件を超える“いいね”が集まりました。
リプライには「ねこさん、暖かくて安心な場所を見つけることができて良かったね」「安心して寝れていそうですね。かわいい」「ねこちゃんも生きてくれてありがとう」「2人で温め合ってくださいね」「寒かっただろうなぁ」「ねこは万国共通ですね。ウクライナで過ごす多くの動物に幸あれ」などと思いを馳せる声が寄せられました。
動物を愛する気持ちは世界共通
Gangstaさんによると、ねこちゃんの飼い主さんは不明とのこと。ねこちゃんは寝袋から出た後もGangstaさんのそばを離れようとしなかったそうです。
「(ねこちゃんは)暖を取ろうとしていました。ロシア軍の砲撃下で、怯えたいぬやねこがよく地下室に避難しています」
突如として突き付けられた戦禍で、生活が一変したのは動物も同じです。巻き添えになって命を落とした動物や飼い主を失ってしまった動物、食糧がなく命を落とす動物も多くいるでしょう。激しい戦闘の音を聞きながら怯えて暮らす動物たちを思うと、胸が締め付けられます。
現地や隣国のポーランドでは、ボランティアや慈善団体などによって動物を保護するための懸命な働きかけが行われ、各国からもウクライナの動物のための支援が積極的に行われています。動物たちにとっての平穏を守りたいと願うのは、人種を超えた共通の思いです。
(Hint-Pot編集部)