色の変化で譲渡不成立になった例が他にも…

　この投稿は3.3万件の“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「大優勝の美しさなのに」「大変美ねこです」など、現在のルカくんを絶賛する声が。また「一匹で二度おいしいのに」「うちの子もシャムミックスです。日々変化していく様子がたまらなく愛おしく、とても楽しいです」「子猫から成猫になるまでの色変わりを楽しめました」など、シャムミックスを愛する人たちからの声もたくさん届いています。

　一方で、「うちの子も保護ねこで、『多分色味は全然変わってきますけど大丈夫ですか？』と聞かれました」「うちの子も小さい時は薄いグレーだったのですが、乳離れして譲渡できる頃には黒くなってきて、『黒くて怖い』って理由で返されました！」という報告も。色の変化で譲渡不成立になる例は、残念ながらやはり多いようです。

　ルカクラさんもまた、ルカくんがトライアルから戻ってくると聞いた時、大きなショックを受けました。

「あんな性格の良い子がなぜ……という気持ちでした。そして、返されたということは、トライアル先でつらい思いをしたのではないか、怖がりなのでシェルターで震えているのではないか……と居ても立ってもいられず、譲渡の手続きをお願いたんです」

優しく穏やかな性格は変わらず　同居ねこのお世話にも熱心

　そんなルカくんも現在は7歳になりました。お名前の由来は海のような瑠璃色の目。「瑠海」と書いてルカです。また見た目は大きく変化しても、優しい性格はまったく変わっていません。

「元々子ねこなのに兄弟の面倒をよく見ていましたが、今もお世話好きです。優しく穏やかな性格も変わっていません」

　同居ねこたちが時々理由なく怯えていると、寄り添ったり背中に手を当てたりして落ち着かせてくれることもあるそう。ルカくん自身につらいことがあったからこそ、周囲を思いやることができるのかもしれませんね。ルカくんと白ねこコンビの様子は、インスタグラム（sangoruka_cats）でも見ることができますよ。

（Hint-Pot編集部）