社会人として迎えた初日、うまく周囲になじめるかなど、不安でいっぱいですよね。いろいろと準備をする中で、「働き始めると忙しくてなかなかできない」と、用事を済ませておこうと考える人も多いでしょう。そんな時「これだけはやらない方がいい」こともあるようです。悲惨な状態でドキドキの初出勤を迎えたという女性の実体験漫画が、ツイッター上で3万件を超える“いいね”を集め、大きな話題になっています。作者のむめい（mumei10101）さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

親知らずの痛みから解放されるのはうれしかったものの…

　個性的なタッチで色彩豊かに描かれたエッセイ漫画が大人気のむめいさん。独特な空気感の“むめいさんワールド”にどハマりする人は多く、ツイッターとインスタグラムのフォロワーは合わせて23万人を超えています。今年の4月には、初の単行本「へたくそなのに泣くほど笑える! カッラフルなエッッブリデイ」（KADOKAWA刊）が出版されました。

　今回ご紹介するのは、むめいさんが社会人になったばかりの頃の実体験を描いた漫画。タイトルは「初出勤の前日にこれだけはやるな」です。

　就活から内定後の研修まで、さまざまな事件を乗り越えたむめいさん。ついに美容部員として初の配属先が決まった頃、ずっと痛かった奥歯の痛みに耐えられなくなり、歯医者に飛び込みました。

　医師によると、痛みの原因は4本の親知らず。あれよあれよという間に抜歯日が決められてしまいますが、それは何と初出勤日の前日でした。迷った末に迎えた抜歯当日、とても緊張しつつもどうにか左側の2本の処置が完了。ようやく痛みから解放されることには喜びを覚えていたのですが……。

　翌日、むめいさんの左頬は見るも無残な状態に。なぜなら、先輩たちに「ゾンビ色の新人が来ちゃってすみません」と思わず謝罪するほど、“サプライズ内出血”が広がっていたのです。しかしそこは優しい先輩たちの助けもあり、どうにか内出血をカバーしてもらいました。さらに内出血が役立ったまさかの場面など、その後の様子までがコミカルに描かれています。

　漫画は大反響を呼び、ツイッター上で3.4万件もの“いいね”が。また、リプライ（返信）には、「ごめんなさい不幸な話（？）なんですがめちゃくちゃ笑いました」「ブラックホールかと思った」「サプライズ内出血からのあらまーで腹筋が崩壊して消えました」「お腹痛いwww」など爆笑の声が寄せられています。