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危険予測できる? 自動車学校が教える“実は怖い状況”に反響「駐車場って危険がいっぱい」
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2台の車が駐車している一枚の写真。日頃から交通安全を呼びかけている、烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)は、「実は怖い状況」とメッセージを添えています。運転時には危険を予測した行動が大切ですが、この状況から読み取れることとは?
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それぞれの動きが不規則になる駐車場は危険な場所と認識を
駐車場は徐行するため安全な場所のように感じますが、それは間違い。公益財団法人東京都道路整備保全公社/株式会社サンビーム 平成30年3月「駐車場の交通事故減少に向けた安全性向上のための施設運用に関する研究」に掲載されている、交通事故分析センター統計データ(平成28年)によると、駐車場などにおける交通事故発生件数は1万8766件で、全体の3.8%にあたります。また、交通事故の死者数は減少傾向にありますが、駐車場においてはほぼ横ばいなことも特徴です。
駐車場内は空いているスペースを探すために注意が散漫になったり、乗り降りで歩行者が近くを通ったりと、死角も多く事故につながる危険が高い場所です。
烏山自動車学校が投稿した写真をよく見ると、奥に駐車された車のバックライトが点灯しています。このまま直進すると、手前に車があるため奥の車はこちらが見えずにそのまま「後進してくる可能性」が。こうした小さな異変も見落とさず、運転することが大切です。
同じ状況で事故を経験した人も 相手から見えていない可能性を考えて
投稿は注目を集め、さまざまなリプライ(返信)が寄せられました。
「実は駐車場って、危険がいっぱいですよね」
「駐車場で子どもを近づけちゃダメなやつ。ドライバーから見えてないことも多々あるから……」
「こういうのが見えたら一瞬でブレーキ踏みますね。相手側はこちらが見えているとは限りませんし、実際何度かそのままバックしてきたことがありますね」
実際に同じような状況で、実際に事故に遭ったことがあるという声も見られました。
「コンビニの駐車場でやられました……。出そうな車がいたから待機してたら右横が突然バックしてきてぶつけられました」
「わい、これに気づかず駐車場のバック入れ前に横っツラ張られた」
同校の担当者さんは、「バックモニターやミラーだけしか見ていないかもしれないと思いたいですね」と注意を呼びかけています。
万が一、駐車場で事故が発生した場合は、すぐに警察に届け出ましょう。私有地のため迷う場合があるかもしれませんが、スーパーマーケットなど不特定多数が自由に行き来できる駐車場は道路交通法が適用されます。人身事故の場合は優先的に救護を行ってください。また、二次的交通事故の防止に努めることも重要です。
(Hint-Pot編集部)