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世界最高齢の猫が若々しすぎる! 野良猫に生まれ4人の飼い主に愛された数奇な猫生

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

元野良猫が、4人の飼い主さんに支えられ世界最高齢猫に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
元野良猫が、4人の飼い主さんに支えられ世界最高齢猫に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 ギネスワールドレコード社は11月24日、英国在住のねこ「フロッシー」を世界最高齢猫に認定しました。来月で27歳という年齢は、人間の年齢に換算すると何ともうすぐ120歳なのだそう。同社は「外見に惑わされないでください。彼女は子猫のように美しく遊び好きですがシニアレディです」と紹介。英紙「デイリー・メール」電子版など、複数が報じています。

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1995年に野良猫として生まれたフロッシー

 世界一長寿な猫に選ばれたフロッシーは、英ロンドン南東部のオーピントンで元気に暮らしています。ギネス世界記録の公式サイトによると、フロッシーは1995年に、イングランド北西部に位置するマージーサイド州の病院近くでさまよっていたところを、病院スタッフに保護されました。

 たっぷりの愛情と温かな食事、そしておもちゃに囲まれ、幸せな生活を手に入れたフロッシー。しかし、10年後、飼い主がこの世を去ってしまいました。そこで飼い主の妹がフロッシーを引き取ることに。14年間ともに暮らしましたが、フロッシーはまたも飼い主を失います。

 その後、3番目の飼い主として名乗りを上げたのが1番目の飼い主の息子。その時、フロッシーは24歳でした。彼は3年間面倒を見ましたが、自分はフロッシーにとって最高の飼い主ではないと感じ、苦渋の決断をします。猫の保護団体「タンブリッジウェルズ、クロウボロー&ディストリクト」にフロッシーを連れていくことにしました。

 保護団体に預けられた時、フロッシーはまさか27歳間近とは思えないほど健康で若々しい見た目をしていましたが、視力は弱まり、耳が聞こえない状態でした。そこで、同団体は老猫の介護経験があるヴィッキー・グリーンさんとフロッシーを引き合わせたのです。

保護団体のサポートで4番目の飼い主に引き取られ幸せに暮らすことに

 グリーンさんによると、フロッシーは目が悪いため最初の数日間は新しい環境に戸惑い鳴いてばかりでしたが、今では一緒にベッドで添い寝してくれるまでに心を開いてくれました。フロッシーは黄色い毛布がお気に入りで、抱っこされたり、昼寝をしたりするのが大好きなのだそうです。

 フロッシーの近影は、YouTubeの「ギネス世界記録 公式チャンネル」で公開されています。グリーンさんの膝の上でなでなでされ、家の中を元気に歩き回る姿は26歳とは思えません。コメント欄には「フロッシーは最高にかわいい最年長猫です。異論ありません」「彼女はとても美しい。すごいね、まだ普通に歩いているんだね」「猫は何としてでも守らなければならない」など、称賛の声が殺到しています。

 ちなみに、これまでの史上最高齢と認定されている猫は38歳と3日生きた米テキサス州生まれのクリーム・パフだそうです。

(Hint-Pot編集部)