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『ラブ・アクチュアリー』ヒュー・グラントがやる気ゼロだった場面は? 米で特番放送へ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

『ラブ・アクチュアリー』公開当時のヒュー・グラント【写真:Getty Images】
『ラブ・アクチュアリー』公開当時のヒュー・グラント【写真:Getty Images】

 日本でのクリスマスは年末年始前のビッグイベントですが、欧米を始めとするキリスト教圏ではクリスマスの盛り上がりこそ最高とされています。この時期は映画の世界でも正月映画ならぬクリスマス映画が主流。多数ある有名なクリスマス映画の中で、日本でも人気のものといえば『ラブ・アクチュアリー』でしょう。欧米でもその人気は衰えず、米国では公開20周年の特別番組が放送されます。これを機に、同作に関するさまざまな話題が注目されているようです。

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「ああ、そんなことはしたくない」と思ったシーンとは!?

 リチャード・カーティスが監督と脚本を担当した『ラブ・アクチュアリー』は、英国と米国、フランスの合作映画。米国では2003年11月14日、英国では同21日に公開され、23年には公開20周年を迎えます。日本では04年2月7日に公開され、同年度の興行収入10億円以上のランキングでは、洋画の部で19位にランクインしました。

 クリスマスの5週間前から始まる物語の魅力はやはり、第一線の俳優たちが演じた個性豊かすぎるキャラクター。彼らの人生と恋模様は紆余曲折しながらも、クリスマス・イブに大団円を迎えます。多数のキャラクターが複数の物語を紡ぎますが、一部を除いてつながっているという脚本はお見事。まさに「世界は愛でできている」を実感できる作品です。

2003年11月16日の『ラブ・アクチュアリー』ロンドンプレミアにて【写真:Getty Images】
2003年11月16日の『ラブ・アクチュアリー』ロンドンプレミアにて【写真:Getty Images】

 そんな作品だけに長く愛され続け、配信サイトでつい再生ボタンをクリックしてしまう……という人も多いでしょう。欧米でももちろん人気は衰えず、現地時間11月29日(火)には20周年記念の特別番組「The Laughter&Secrets of Love Actually:20 Years Later」(ラブ・アクチュアリーの笑いと秘密:20年後)が米テレビ局ABCで放送されます。当時の主要キャストが再集結するとあって、予告編が公開されるとたちまち話題を呼びました。

 英大衆紙「デイリー・メール」の電子版は、英首相のデヴィッド役を演じたヒュー・グラントに注目。デヴィッドの名シーンといえば、ポインター・シスターズの「ジャンプ」 に合わせた熱いダンスです。しかし、62歳になったグラントが特番で語った内容によると、当時は「耐えがたい」撮影だったそう。

「台本でそのシーンを見て『ああ、そんなことはしたくない』と思ったね。リハーサルはもちろん、ダンスをする気にもならなかった」

 カーティス監督も「彼は『ノー』と言い続けた」と冗談を飛ばしています。撮影当日も不機嫌だったグラントでしたが、「契約上の義務」として踊ることに。しかし、踊っている姿を秘書に見つかってしまうことは、自身のアイデアだったそうです。ちなみに、2017年にキャストが再集結した短編映画「レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー」では、曲を変えてシーンを再現。年を重ねてノリノリの姿を披露しました。