Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

メーガン妃 専門家が指摘する写真選びの深層心理 「ダイアナ妃が不幸せそう」「ヘンリー王子がイラ立っている」

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】

ヘンリー王子の誕生日をお祝いする9枚の写真を使ったコラージュに注目が集まる

 9月15日に35歳になられたヘンリー王子。メーガン妃は9枚の写真をヘンリー王子との公式インスタグラムに投稿して最愛の夫の誕生日を祝った。ところが、その写真の選択にアメリカ人プリンセスの心理が絶妙に表れていたという。英大衆紙「ザ・サン」が著名心理学者にその隠れた心情を聞いた。
 
 ◇ ◇ ◇

 テレビを始め、英メディアで活躍する心理学者のジョー・ヘミングスさんによると、メーガン妃が選んだ今回の写真の中には“奇妙な”選択もあるという。

 まず奇妙さが出た1枚目の写真。それはダイアナ元妃が赤ちゃんのヘンリー王子を抱いて飛行機のタラップを降りている写真だ。ヘミングスさんは「数あるダイアナ元妃と赤ちゃん時代のヘンリー王子の写真の中からどうしてこの写真を選んだのか。非常に興味深い」と話す。

 写真のダイアナ元妃は横手で腰に乗せるようにヘンリー王子を抱いていてポーズが不自然だ。しかも、同妃は下を向いており、その表情は「やや不幸せそう」に見える。

 しかしヘミングスさんは、「この写真には全くフォーマルさがない」と指摘する。そして、「そこがメーガン妃の訴えたかったところなのかも知れません。自分も王室の“フォーマルさ”に縛られない子育てがしたいという願望が表れている」と続けた。

 また、ウイリアム王子と一緒に写った写真も“奇妙な選択”の一枚だという。これは2000年、エリザベス女王の母、クイーン・マザーの100歳の誕生日を祝う兄弟の写真だが、正面を向いたヘンリー王子の表情は明らかに不機嫌。その脇でウイリアム王子は笑顔で何やら話しかけている。

「他にも明らかな兄弟愛が示された写真があったでしょうに、どうしてこの写真をメーガン妃は選んだのでしょうか。この写真を見ると“ヘンリー王子がウイリアム王子にからかわれてイラ立っている”という場面に見えます。しかも明らかにウイリアム王子が悪者です。メーガン妃はこの写真を選ぶことで、現在のふたりの関係を表しているのではないでしょうか」

 ヘミングスさんはこの写真を選択したこと自体、メーガン妃の計算されたメッセージだと言う。現在、兄弟の不仲が噂されているだけに非常に興味深い。

 また有名な結婚式のキスシーン写真はメーガン妃の顔が隠れ、アーチーくんの洗礼式の写真でもメーガン妃の顔がややぼやけたものを選んでいるのは“誕生日の主役であるヘンリー王子にスポットライトを当てている”と分析した。

 しかし、ヘミングスさんは今回の選択にはやや“がっかり”しているという。なぜならメーガン妃が選んだ写真は公の場で撮られたものばかりで、妻ならではのプライベートな写真がないからだ。

「公務を離れてリラックスした写真が一枚もないのはなぜでしょうか。きっと批判されたくないという気持ちが強いのではないでしょうか」

 たかがインスタグラムに投稿する写真選び、とはいっても、こんな何気ないところだからこそ、人間の隠れた心理というものが表れてしまうものなのかもしれない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)