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天才的な発想力 猫の“マーキング”を再現したアルコールスプレーに「商品化希望」殺到

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

三毛猫型の足踏み式消毒スタンドがお出迎え【写真提供:布施猫(@c_a_takurofuse)さん】
三毛猫型の足踏み式消毒スタンドがお出迎え【写真提供:布施猫(@c_a_takurofuse)さん】

 店頭でペダルを踏んだりスプレーを押したり、入店前のアルコール消毒は今や当たり前の風景。味気ないスプレーボトルなどが主流ですが、思わず何度も消毒したくなってしまうようなグッズが注目されています。それは、猫の形をしたアルコールディスペンサーのカバー。何と再現しているのは、猫がおしりから濃い尿を噴射する“スプレー行為”です。表情や出方などリアルさ満点のグッズが、8万件を超える“いいね”を集め大反響を呼んでいます。作者の布施猫(@c_a_takurofuse)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

おしりから消毒液が! “スプレー行為”のびちゃびちゃ感がリアルすぎる

 何かをたくらんでいるような表情を浮かべている1匹の猫。実はこれ、陶器でできたアルコールディスペンサーのカバーです。足踏み式の消毒液スタンドに設置されていますが、猫ちゃんの視線が後ろに向けられているのは理由があります。

 ペダルを足で押すと、おしりの方から消毒液がシュッ! と出てきます。何とこのカバー、猫の“スプレー行為”を完全再現。“スプレー行為”とは、家の中などにおしっこをかけるというマーキングの一つです。

「あのスプレーのびちゃびちゃ感を再現! あのスプレーをかけられてうれしくなる日が来るなんて!!」

 そんなメッセージが添えられた紹介動画はツイッターで大きな話題になり、何と8.4万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には、「ちょっと悪そうな顔するのよね」「この猫の表情が天才」「すごいリアル」など、再現度の高さに感動の声が。

 また、非売品のため「商品化されたら買っちゃうな」「めちゃくちゃ欲しい」「個人の猫好きさんだけでなく、猫カフェとかでも需要ありそう(笑)」など、購入希望者が殺到しています。

大学で陶芸を学び、窯元や陶芸家のもとで修業を積んだ布施さん

 猫の消毒液噴射機でたくさんの猫好きをうならせたのは、陶造形作家の布施猫さん。「憎ったらしいしくも、かわいらしい」をテーマに、猫を中心とした陶人形などを制作しています。

 布施猫さんは東北芸術工科大学で陶芸を学び、福島県の窯元に入社。2006年の退社後は日本各地をめぐり、2008年には旅先の岐阜県で出会った大物陶芸作家のもとで住み込みのアシスタントを始めます。

 その後、2011年に独立して自宅裏に工房をかまえ、2015年に現在の工房兼店舗がある山形県天童市に転居。山形県では珍しい陶人形を中心に、笑う猫シリーズなどさまざまな人気作品を生み出し、日本全国の猫グッズイベントやアートイベントにも出店しています。

 そんな布施猫さんが今回の作品を制作した理由とは何だったのでしょうか。

「猫の“スプレー行為”とアルコールスプレーを合わせたら面白いだろうと思い立ち制作しました。構想は半年前にありましたが、忙しくてなかなか手が出せませんでした。しかし、今しかないと思い立ち、このほど制作に至りました」

 今回の作品には商品化希望の声も殺到しています。しかし、量産するにはなかなかハードルが高いようです。

「商品化するには、木でできている土台部分をどうにかしないと難しいですね。陶器の猫を作るのは私の仕事ですが、土台部分を含め量産ができないのがその理由です」

 今後に期待したいところですね。布施猫さんが制作したその他の作品は、工房やウェブショップ、各イベントで購入できます。自分の好みに合った“運命の一体”に出会えるかもしれませんよ。

(Hint-Pot編集部)