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いつかキャサリン妃のものに!? 代々受け継がれるエリザベス女王の意外な139億円のコレクションとは
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155年に渡り受け継がれてきた切手コレクションは驚愕の価値
たかが切手コレクションといっても、ロイヤルとなるとスケールが違う!? 英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、ペニーブラックの貴重な切手セットに25万ポンド(約3475万円)費やすなど、エリザベス女王の切手コレクションは総額で1億ポンド。日本円にして約139億円に達することが明らかになった。
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世界中に大勢のマニアがいる切手コレクション。エリザベス女王もそのひとりだと聞けば親しみも湧くが、そのコレクションの歴史をさかのぼると、ヴィクトリア女王の次男アルフレッド王子が1864年から始めたものとなる。エリザベス女王の曽祖父の世代になるが、そこから英王室に155年に渡って受け継がれてきた。
その膨大なコレクションの中でも最も値打ちがあるといわれるのが、1847年発行の2ペンス郵便切手。2002年のエリザベス女王戴冠50周年の際に博覧会で公開されたが、これがなんと一枚で200万ポンド。日本円にして約2億7800万円という途方もない金額となる。
英国では1840年から郵便切手が発行され、代々の王、女王の頭部肖像が印刷されている。もちろん現在の切手はエリザベス女王の肖像が使われ、1967年以来変わっていない。
「サン」紙によると、女王はこの切手コレクションをゲストに見せるのが大好きだという。王室専門ジャーナリストのフィル・ダンピエ氏は「エリザベス女王はこの切手コレクションを非常に誇りに思っています。父から受け継いだ大切なコレクションを女王の時代にさらに価値あるものにしたわけですから」と語り、エリザベス女王のコレクションを讃えている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)