“おこぼれ”がもらえないかと、テーブルにアゴを乗せた1匹のわんこ。まるで伏せをしているようですが、実は引きで見てみると、涙ぐましい努力が……。何と小さな後ろ足で一生懸命、椅子の上に立っているのです。そんな愛らしい姿がツイッターで6.2万件以上の“いいね”を集めました。飼い主のくるみ（@walnuts_pup）さんに詳しいお話を伺いました。

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しょんぼり顔で話題になったタップくん　今回は妖怪に!?

　ビションフリーゼの男の子で4歳6か月の「タップ」くん。お迎えの時に抱き上げると、後ろ足で“パタパタ”とタップダンスのような動きをしたことから、このかわいいお名前を授かりました。甘えん坊で人が大好きなタップくんは、以前もかわいすぎるしょんぼり顔で注目されたことがあります。

　くるみさんには0歳と2歳のお子さんがいます。日中のくるみさんはお子さんのお世話で忙しく、タップくんとあまり遊べません。その間のタップくんは“1人”でまったりしたり、お子さんたちに追いかけられたりしていますが、夜になると甘えてくるそうです。

　そんなある日、くるみさんのお子さんが夕飯を食べ始めた時のこと。タップくんはテーブルを挟んだ向かいの椅子に飛び乗り、その様子をじっと見つめました。テーブルの上にぺたんと体を乗せる姿は、顔のある白いモコモコの“物体”に変化しています。

「写真の右端に少し写っているように、長男が夕飯を食べ始めてすぐの様子です。タップは椅子に飛び乗り、何とかおこぼれがもらえないかとチャンスをうかがっていました」

　その様子を撮影したくるみさんは、「ごはんの妖怪いた……」というメッセージを添えてツイッターに投稿。すると、6.2万件もの“いいね”が集まる大反響を呼びました。

　リプライ（返信）には「頑張って両足で立ってるのかわいい……」「こんな妖怪なら、いつでも大歓迎ですね」「うちに出てくれたら、ごちそういたします」など、タップくんのかわいさを絶賛する声が。また「綿菓子妖怪」「妖怪わんころ飯」「完全なるふわふわの妖怪！」「2本脚が実に妖怪」「雪見だいふくみたい」など、かわいい妖怪ぶりに夢中になった人たちからの声も寄せられています。

“白米の妖怪”という感じも…撮影後は場所を変えて再び待ちの姿勢に

　くるみさんは、タップくんが“ごはんを欲しがっている妖怪”のつもりで投稿したそうですが、リプライを見て違う見方に気づいたそうです。

「テーブルの上に食べ物があって、椅子が少し離れたところにあるとたまにこの姿勢をしています。今回は皆さんの反応を見ていると、タップ自身がおにぎりみたいで、“白米の妖怪”という感じもするなあと思いました」

　また、椅子の上に立つ2本の後ろ足は見えていますが、前脚がすっかり隠れているところも“妖怪ぽさ”をアップさせています。

「前脚は上半身の下に隠れています。撮影し終わってすぐくらいに椅子から降りて、長男の椅子の横に移動すると、再びおこぼれ待ちをしていました……。そちらの方がもらえるチャンスがあるので（笑）」

　ちなみにタップくんが“ごはんの妖怪”以外に変身することは、今のところないのだそう。ファンとしては、これからも愛嬌ある表情と姿でかわいい変身を期待したいですね。

（Hint-Pot編集部）