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自宅療養や災害時に便利 警視庁の一目で分かる“米備蓄早見表”に反響「いいとこ突いてる」
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新型コロナウイルス感染症の陽性者や濃厚接触者には、一定期間の外出自粛が要請されています。突然の自宅療養が決まった時、家にあるストックの食材がどれくらいの期間もつか心配になりますよね。特にお米の場合、購入時はキログラム単位ですが、炊飯時は1合ずつ測るため残量がちょっと分かりにくいもの。そこで警視庁警備部災害対策課の公式ツイッター(@MPD_bousai)は、お米の備蓄目安が一目で分かる早見表を公開。備蓄量と1日当たりの消費量を照らし合わせれば、何日間安心して過ごせるのかがすぐに分かると話題になっています。
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米の備蓄量と1日当たりの消費量で何日分になるか一目で分かる
今回の話題になった表を作成したのは、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターの担当者さん。そのきっかけは、新型コロナに感染して自宅療養をしたことだったそうです。「家にある米が残り何日分か計算しながら、備蓄量の見直しを行いました」と報告しています。
担当者さんはその際に、「米はキロで買い、合で炊くので、少し計算が面倒」だと気がつきました。そこで、備蓄量と1日当たりの消費量を照らし合わせることで「備蓄量が何日分に当たるのか、一目で分かる表」を作成してみることに。
表によると、お米は1合=茶碗で約2.2杯。1日の消費量を1合と仮定すると、5キロで33日分、10キロで67日分になるそうです。
4枚の画像が添えられた投稿は反響を呼び、2400件超の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「なるほど これは便利」「いいとこ突いてますね。この表はありがたい」「白米では長期保管に適しませんからね」など、感謝の声が寄せられています。
災害時には水やカセットコンロも必要に
生米をおいしく食べられる期間は一般的に、冬は精米後2か月、夏は何と2週間程度といわれています。そのため普段から少し多めのストックを心がけ、日常生活で使いながらその分を買い足すという「ローリングストック法」が適しているようです。
備蓄品で食事をしなければいけなくなる急な状況は、災害時にも似ています。日本は自然災害の多い国。普段から保存の効く食料品や飲料水などの備えがあると安心です。
早見表には災害時の使用も想定して、炊飯に必要な水の量も記載されています。5キロの米なら7リットル、10キロで14リットルが必要。投稿には生米だけでなく、水や熱源としてカセットコンロなどの準備も必要になると添えられています。
病気や災害は、こちらの準備時間を待ってくれません。いつ、どんな時にでも見舞われる可能性があることを考えれば、今すぐにでも準備しておきたいですね。
(Hint-Pot編集部)