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カップ麺は水でも作れる 何分待てばおいしい? 4種類試してみた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

カップ麺(写真はイメージ)【写真:写真AC】
カップ麺(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 カップ麺といえば、熱湯を入れたら3分ほどですぐに食べられるので便利ですよね。しかも水で戻して食べられることがSNS上で話題になったことから、非常食として備蓄している家庭も多いでしょう。今日9月1日は防災の日。湯が沸かせない災害時を想定し、カップラーメンで常温・冷水を注ぎ時間や味などを比較してみました。さらにカップうどん、カップそば、カップ焼きそばも、実際に水で作ると何分で食べられるのか、味はどうなのかを試してみました。

 ◇ ◇ ◇

カップラーメン 夏場なら30分ほどで 冬場は2倍以上の時間がかかる?

 カップラーメンに、水を注いでから15分、20分、30分、60分後の状態をチェック。ただ、「水で作る」といっても季節や水の温度や気温に差があると思います。

 そこで夏と冬のそれぞれの場合を想定。一つには夏場を想定して25度前後の常温の水を注いでその場に置き、もう一つには冬場を想定して10度ほどの冷水を注ぎ冷蔵庫の野菜室へ。いざ、検証スタートです!

左から夏を想定し常温水で戻したものと、冬を想定し冷水で冷蔵庫保存したもの【写真:Hint-Pot編集部】
左から夏を想定し常温水で戻したものと、冬を想定し冷水で冷蔵庫保存したもの【写真:Hint-Pot編集部】

 水を入れてから15分後、麺の状態を取り出してチェック。夏場を想定し常温の水を入れた方は、麺はほぐれ食べられなくはないもののまだ硬く、芯が残っていました。冬場を想定して冷水を注いだ麺は、まったくほぐれておらず、麺を箸で持ち上げて取り出すのも難しい状態でした。

水を入れて15分後。夏想定(左)はほぐれているものの芯があり硬め【写真:Hint-Pot編集部】
水を入れて15分後。夏想定(左)はほぐれているものの芯があり硬め【写真:Hint-Pot編集部】

 20分経過。常温の水を注いだ麺はほぐれて食べられる状態になってきました。しかし味は薄い印象。冷水を注いだカップラーメンの麺は硬く、食べるにはまだ早いです。

 30分経ったところで、常温の麺はしっかりほぐれ、味もあっておいしく食べられるまでになりました。一方、冷水の麺は食べられなくはないものの、まだ芯が残っていて食べにくく、味も薄いです。

水を入れて30分後。夏想定の麺(左)はほぐれておいしい。冬想定はまだ硬め【写真:Hint-Pot編集部】
水を入れて30分後。夏想定の麺(左)はほぐれておいしい。冬想定はまだ硬め【写真:Hint-Pot編集部】

 水を入れてから60分後。常温水の方は、時間が経っても麺がやわらかすぎるということはなく、そのままおいしく食べられました。冷水の方もだいぶほぐれて食べられるようになりましたが、スープが溶け切っていないのか、水っぽさを感じ、味も薄いままでした。

 このことから、寒い冬場は1時間以上放置しないとおいしく食べられないことが分かりました。