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運搬は「ルイ・ヴィトン」で W杯トロフィーの価値 日本人選手が触れられない理由とは
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いよいよ終盤を迎えたFIFAワールドカップ(W杯)2022年カタール大会。現地時間12月18日の決勝戦では、アルゼンチン代表とフランス代表が激突します。普段はサッカーを観ない人でも、この開催期間中だけはサッカーを身近に感じていたのではないでしょうか。少しでも興味が湧いたなら、W杯に関する雑学から知ってみませんか? そこで「Hint-Pot」は、W杯の“主役”である試合や選手から少し離れた“脇役”に注目。今回は優勝チームに贈られるFIFAワールドカップトロフィーがテーマです。
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18金トロフィーは換算すると5000万円以上
W杯の決勝は12月18日(現地時間)。勝敗の行方予想も気になるところですが、ここでは“試合後”に注目しましょう。決勝戦後に行われるセレモニーでは、優勝チームにFIFAワールドカップトロフィーが手渡されます。
優勝チームが紙吹雪に包まれながら天に掲げるトロフィーは、重さ6.142キロ。想像以上に重いと思った人も多いでしょう。18金製のため、金額に換算すると5000万円超といわれています。
ただし、優勝チームが実際に持ち帰るのは金メッキのレプリカ。このレプリカには開催国や開催年、優勝国などが刻まれています。オリジナルのトロフィーはFIFAが永年所有するため、決勝後のセレモニーは優勝チームが唯一本物に触れられる場です。
またオリジナルの優勝トロフィーに触れられるのは、W杯優勝経験者と一部の限られた人たちのみ。日本代表は優勝経験がないため、三浦知良選手や本田圭佑選手といった誰もが知る有名選手であっても触れることはできません。
決勝戦を前に優勝トロフィーがグラウンドに運ばれてくると、優勝経験国の代表主将によるトロフィーのお披露目が通例。また運搬には「ルイ・ヴィトン」のトロフィー用トラベルトランクが使われます。「ルイ・ヴィトン」は2010年南アフリカ大会からこのトランクを手がけており、今大会に合わせてW杯をテーマにしたカプセルコレクションも発表するなど、ファッショナブルなイメージを盛り上げています。
ちなみに、オリジナルのトロフィーは今大会開催前、予選通過の32か国を含む51の国と地域をめぐる旅「コカ・コーラ FIFAワールドカップ トロフィーツアー」に出発。日本では8月に日本コカ・コーラ社(東京都渋谷区)で展示されました。
(Hint-Pot編集部)