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笑える野生動物写真コンテストで大賞が決定 1位は「ネコ科らしからぬ反射神経」
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野生動物たちの面白い瞬間を撮影した写真コンテスト、コメディ・ワイルドライフ・フォトグラフィー・アワードで、今年も大賞が決定しました。5000枚以上の応募の中から大賞に選ばれたのは一体どんな写真だったのでしょうか。
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子ライオンが木からダイナミックに落下する瞬間が大賞に
2015年から始まったこのコンテストは毎年、野生動物写真家たちから無料で作品を募り、数千点の中から笑える一瞬をとらえた写真を選びます。米ニュース専門放送局「FOXニュース」電子版によると、今年は85か国以上から5000枚もの写真の応募があったそう。
その中で最も面白い動物写真として選ばれたのは、米テキサス州オースティン在住のジェニファー・ハドレーさんが撮影した一枚です。その写真はユネスコの世界自然遺産にも指定されているタンザニアのセレンゲティ国立公園で撮影されたもので、生後3か月の子ライオンが木から落ちる瞬間がとらえられています。
「ネコ科らしからぬ反射神経」と題した、頭から豪快に落ちるこの一枚は大賞に選ばれた他、「Creatures of the Land(大地の生き物)」部門でも1位を獲得しました。ちなみにハドレーさんによると、子ライオンは落下中に体勢を立て直し、無事に4本足で着地。兄弟ライオンとともに走り去ったそうです。ハドレーさんには、手作りのトロフィーや写真バッグ、ケニアでのサファリツアーが贈られました。
他にもカバの背中に立つサギのすぐ後ろで、もう一頭のカバが大口を開けている瞬間や、2匹のモンガラカワハギがカメラに向かってキメ顔をしているような一枚。松ぼっくりでリフティングするタカや、ウインクするフクロウの写真などが賞に輝いています。
(Hint-Pot編集部)