Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

こたつに長居しすぎは体調不良のもと 風邪以外にも注意すべき病気とは 医師が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:佐藤 留美

こたつに長く入る時の注意点は 快適な温度より低く、薄着で水分補給を

 それでは、できるだけ長くこたつに入っていたい場合、どのようなことに注意すると良いのでしょうか? ポイントは3つあります。

○体感温度を低めに設定する
 通常、こたつの中の温度は35~40度です。エアコンなどと違い、こたつは温度を細かく設定することができないため、感覚に頼らざるを得ません。個人差はありますが、体感的に快適と思う温度より低めに設定するようにしましょう。

○1時間に一度は出る
 こたつで温まる時は、1時間に一度は出るようにしましょう。そうすることで、体温の変化をゆるやかにし、自律神経の乱れを防ぐことができます。

○薄着で、こまめに水分補給をする
 こたつに入る時は、薄着を心がけましょう。厚手の靴下やズボンなどを着用していると、こたつの熱に気づきにくく、脱水症状になりやすくなります。また、水分は少しずつこまめに摂取すると良いでしょう。

こたつで風邪をひかないために 水分補給など5つの予防法をチェック

こたつでミカンは理に適っている(写真はイメージ)【写真:写真AC】
こたつでミカンは理に適っている(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 また、こたつでうっかり寝てしまっても風邪をひかないようにするには、普段からの体作りが大切です。次の5つを日頃から心がけてください。

○温かいものを摂取する
 体を冷やさないように、温かい飲み物や食べ物を摂取するようにしましょう。体温を上昇させることは免疫力の向上につながります。冷たい飲み物や食べ物は体を冷やしてしまうため、なるべく避ける方が良いでしょう。

○しっかり睡眠をとる
 睡眠は、免疫力を高めることができます。しっかり睡眠をとると免疫細胞が活性化し、風邪の予防だけでなく、風邪をひいた場合も早めに回復することができます。

○バランスの良い栄養を摂取する
 ビタミンC、ビタミンA、タンパク質を多めに摂取してください。免疫細胞の活性化が期待できるビタミンCは、ミカン、イチゴ、キウイフルーツ、ブロッコリーなどに多く含まれます。また、ビタミンAは粘膜を保護する作用があり、カボチャ、ホウレン草、ニンジンなどの緑黄色野菜や鶏レバーなどに含まれています。

 次に、タンパク質は体を動かすエネルギーになり、肉類、魚介類、卵類、大豆製品などから摂取できます。また、体を温める食べ物を摂取することを心がけましょう。体が温まり血液の循環が良くなるほど、免疫力は高まります。ショウガ、ネギ、ニラ、唐辛子といったものは体を温める効果がありますので、積極的に摂取したいものです。

○手洗い・うがいをする
 手洗いとうがいも大切です。風邪をひく時は、のどを守るための防御機能が弱まっています。うがいをすることで、のどに付着したウイルスや細菌を洗い流すことができます。

○水分補給をする
 前述の通り、こたつで寝ると脱水症状になるため、水分補給することが大切です。こまめに水分を摂取することで、口や鼻の粘膜が乾燥することを防ぎ、ウイルスや細菌の侵入を防ぐことができます。

 こたつは心地よいだけでなく、省エネにもなる冬の強い味方です。適切な使用を心がけ、寒い冬を健康に乗り越えたいですね。

(Hint-Pot編集部)

佐藤 留美(さとう・るみ)

久留米大学医学部卒業後、同大学病院や市中病院にて臨床医として研鑽を積む。大学院では感染症学の研究に励み、医学博士号を取得。臨床面では内科・呼吸器・感染症・アレルギーなどの専門医及び指導医となり、同大学関連の急性期病院にてCOVID-19の診療など第一線で活躍中。花粉症や喘息などのアレルギー疾患の診療経験も豊富。その傍ら、現在は藤崎メディカルクリニックの副院長として地域医療にも取り組んでいる。