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10年間行方不明だった猫 発見の決め手になったのは? “クリスマスの奇跡”に米国が涙
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忽然と姿を消し、行方が分からなくなった1匹の猫。失踪から10年が経ち、飼い主さんは海外で暮らしていましたが、突然のうれしい知らせがやってきました。何と愛猫が発見されたのです。そんな“クリスマスの奇跡”が米国で感動を集めています。飼い主の元へ帰るきっかけになったのは、猫に埋め込まれていたマイクロチップでした。
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愛猫が見つかった知らせに衝撃
スペインで引退生活を送っているリチャード・プライスさんは先週、米ニューヨークの動物保護施設ブルックヘブン・アニマルシェルターから「衝撃の知らせ」を受けたそうです。
プライスさんは10年前、ニューヨークのロングアイランドに住む義妹宅に愛猫「ミミ」ちゃんを預けていました。ところが逃げ出してしまい、そのまま行方不明に。そんなミミちゃんが発見されたという連絡でした。米雑誌「ピープル」は「10年間行方不明だったロングアイランドの猫がオーナーと再会。何というクリスマスプレゼント」との見出しで特集しています。
「オーマイガー! 彼女は生きていたんです。ファンタスティックだ」と、プライスさんは施設からの朗報を喜びとともに振り返りました。2012年のミミちゃん失踪後、チラシ作成や動物病院、動物保護施設に連絡するなど必死の捜索を続けたというプライスさん。しかし、発見には至りませんでした。
そんなミミちゃんを保護してくれたのは、ニューヨーク在住のゲイリー・ジュゼッポーネさんでした。近所をさまよっていたミミちゃんの体調不良を見かねて、エサをあげていたそうです。それがきっかけで、ミミちゃんはジュゼッポーネ家の“常連”となったといいます。
ジュゼッポーネさんは、厳しい寒さが襲う冬の到来を前に、ミミちゃんをブルックヘブン・アニマルシェルターに預けることに決意。まるで鎧のようなカチコチの毛になっていたため、施設に預けられた後にトリミングが行われると、マイクロチップが埋め込まれていることが分かったそうです。
そこから、飼い主のプライスさんの存在が判明。「連絡を受けた時は、少し衝撃でした。何よりの喜びですよ」とジュゼッポーネさんさんは話します。
13歳になったミミちゃんの健康状態は問題なく、硬かった毛並みも元の姿に戻りつつあるそう。プライスさんは来月ロングアイランドを訪れ、ミミちゃんをスペインに呼び寄せる段取りをつけています。
(Hint-Pot編集部)