顔の印象を大きく左右する髪型。それは自分自身の精神衛生にも大きく影響するようです。髪型をイメージチェンジした女性のビフォーアフターを比較した4コマ漫画が、ツイッター上で6000件以上の“いいね”を集めています。読者の共感を呼んだ作品について、作者の桜谷桜（@ars369SS）さんに詳しいお話を伺いました。

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「髪を染めた後」と「髪を染める前」　心境に大きな変化が

　兼業イラストレーターとして活動中の桜谷さん。SNSなどを中心に4コマ漫画や創作漫画を発表しています。今回ご紹介するのは、「髪色を派手にしたら精神衛生上とても良かった日記」というタイトルのエッセイ漫画です。

　桜谷さんが思い切って髪型を変えたのは今年7月のこと。ベースは黒髪のワンレンボブですが、前髪と襟足をブルーに染めるインナーカラーに挑戦しました。漫画では鏡を見た時の心境が、「髪を染めた後」と「髪を染める前」のそれぞれ4コマで描かれています。

　トイレに行こうと洗面所を通過する際、ふと鏡に目をやった桜谷さん。「髪を染めた後」は、「髪がかわいい」と思わず顔がほころんでしまいます。トイレを終えて手を洗おうと鏡の前に立った時にも「髪がかわいい」とニッコニコに。

　一方で「髪を染める前」は、鏡に映った自分を見た瞬間、「うわっニキビ増えてる……」としかめっ面になります。さらに自分の顔や肌に対するコンプレックスが次々と噴出し、ついには頭の中がそれでいっぱいになってしまいました。

　髪を染めた後の方が、日々のハッピー度は明らかに高そうです。おしゃれをすることで自信がつき、外見だけでなく内面も大きく変化することが分かりますよね。

　漫画がツイッターに投稿されると反響を呼び、6000件超の“いいね”が集まりました。また、リプライ（返信）には、「まったく同じです!!　やっと髪質と色味を理解してくれる美容師さんに出会えたので、鏡を見る度ルンルンです」「あるあるですね。私も先週こんな色にしました（笑）」など共感の声が寄せられています。

友達や上司からも好評！　服やアクセサリーにも変化が

Q. 今回の漫画を描いた理由は？
「私はとにかく自分の顔が嫌いで、鏡を見て泣くようなこともありました。けど、インナーをブリーチしたら、毎日本当に漫画で描いたような気持ちだったので『派手髪ってこんなに心の健康に良いんだ！』と感動。誰かに共有したかったので漫画にしました」

Q. 髪を染めてみた理由は？
「この時は夏だったので、派手な色にしようと思い推しのイメージカラーに染めました」

Q. 髪型が完成して初めて見た時の感想を教えてください。
「お願いした色とちょっと違う色に仕上がったので、担当の美容師さんも申し訳なさそうにしていたのですが、『これはこれでかわいい！』となりました。髪色の変化に合わせて、似合う服やアクセサリーを探しました」

Q. 髪型を変えて周囲の反応はいかがですか？
「友達や会社の上司、社長たちも『いいじゃん似合ってる！』と言ってくれました。直属の上司に『一緒に派手にしましょうよ』と誘ったら、同じタイミングで部分ブリーチをしてくれたほど。

　実は『インナーならそこまで目立たないだろ！』って思って入れたんですが、仕事中はキャップ帽に髪を入れるので、帽子から出ている部分がすべて青色で逆に目立ってしまうという誤算が。取引先の方は『そちらの会社は染髪OKなんですね～。へ～……』と苦笑い気味でした」

Q. 読者の感想を読んで気がついたことは？
「『分かる！』と言ってくれる人が想像以上にいて、精神衛生上良いのは勘違いじゃなかったんだなと思いました」

　ちなみに桜谷さんの現在の髪型は、同じワンレンボブヘアですが、インナーカラーはブロンドに変化しているそう。ブリーチした部分を生かしておしゃれを楽しんでいます。また、今後もエッセイ漫画や創作イラストの投稿を続ける予定。「また見てもらえたらうれしいです」とメッセージを送っています。

（Hint-Pot編集部）