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子どもの成長で不要になったものをインテリアに! ナチュラリストが実践する親子で楽しむエコアート
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ナチュラリストの小田島勢子さんは、ロサンゼルスの片田舎で夫と娘3人、鶏、豚、犬たちとともに、自然に囲まれた生活を送っています。異国の地で食や環境の大切さを感じ、「育て、ともに生活する」そして「造る」ことが暮らしのスタンスだといいます。今年、三女がプリスクール(日本でいう保育園や幼稚園)を卒業しました。成長に伴い本来の出番がなくなってしまった思い出深い物達を上手に利用し、生活を彩る「アート」を造るのが今回のテーマです。
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子どもたちの成長はあっという間。背の丈も、学習能力もそれぞれのペースでぐんぐんと伸びていきます。そして、それまで読んでいた絵本も、塗り絵で使ったクレヨンたちも、使っていた服も、それぞれの役目を終えます。今回は、不要になった子ども達の持ち物をインテリアとして再利用した、我が家流の子どもと楽しむアート作品をいくつかご紹介したいと思います。
1、好きな絵本は飾って収納アート
子ども部屋の正面にある旦那氏の手作り棚には、子どもたちが好きな絵本や絵が並んでいます。 季節や行事、子どものその時の好みによって入れ替わる本や絵達。成長とともに読まなくなった絵本も、それぞれ思い入れがあるものですね。こうやって表紙が見えるように飾れば、部屋のインテリアとして活用できます。
絵本はほかの紙と比べるととても上質なので、自分が好きなページを切り取り額に入れて、好きな空間に飾れば、素敵なインテリアのアクセントになります。うちでは大人の部屋やリビングには、レコードのジャケットを額に入れて飾っています。
2、パステルや油絵の重ね塗りで上書きアート
おもちゃは子どもの年齢で入れ替わります。できること、興味、すべてが目まぐるしく変化する子どもたち。そんな中で我が家にいつもあるもの。それはパステルと油絵の絵の具がいくつかと、筆にキャンバスが少々。
暖かな小春日和のテラスや、雨で外に出られない日に新聞紙を敷いた床の上でそれぞれの世界が生まれます。使う絵の具がパステルや油絵用なのは、水彩と違い、上書きができ、独特の凹凸ができてアートの表情がより豊かになるから。数少ないキャンバスですが、子ども達の成長とともに、古くなった絵の上から新しい世界を上書きしていきます。
そして、そんな絵に、使用しなくなったこんなものを使って、アクセントをつけることができます。