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子どもの成長で不要になったものをインテリアに! ナチュラリストが実践する親子で楽しむエコアート
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3、クレヨンとのり、紐でアンティーク調のエコアート
成長とともに使わなくなったクレヨン。捨てるに忍びないこの存在を、のりと紐を使って再利用することができます。
描くのはキャンバスや段ボールなどのしっかりしたものがおすすめです。全体的にのりを塗った凧紐や、毛糸(我が家は子どものセーターのお古をほどいて使っています)を好きな模様に成形しながら表面に貼り付けていきます。
のりを乾かしている間、使わなくなったクレヨンをおろし器や鉛筆削り機にかけて粉々にし、ワックスペーパー(日本では100均などでも手軽に購入できるようです)や使わなくなった容器の中に入れます。クレヨンの粉と同量ののりを入れ、全体が均等になるくらい混ぜます。
ぽってりと液状になったクレヨンとのりが乾く前に、枠になった紐の内側や外側、好きな面にパテのように塗りつけていきます。空間を埋めたら乾かして出来上がり。砂絵のような立体感のあるアートが出来上がります。
4、着られなくなった子どもたちのお古のセーターをほどいてアート
子どもたちのニット帽やセーター。お気に入りのものは、よく着るのでどこかに引っ掛けたりしてすぐに穴が開いてしまいます。
子ども服は色がとても綺麗なものが多くて、どうにか再利用したいなと思うのですが、編み物の苦手な私は、毛糸をほどいて、木の枝に巻き付けて飾りを作ります。公園で拾った木の枝2、3本を交差させ、クロスした部分を毛糸で結んで固定します。
固定した部分から糸を引っ張り、時計回りにそれぞれの枝をひと巻きしていきます。糸が重ならないように2周、3周……と繰り返し巻き付けていくと、蜘蛛の巣のような綺麗な形ができてきます。
糸の色を途中で変えてみたり、グラデーションのついている毛糸で巻き付ければ、素敵なインテリアのアクセサリーが出来上がりますよ。
家族のそれぞれの時代をともに過ごし、役目を終えたものたちが、あらたな形で私たちのそばにいる――。ほんわかな幸せを今日もかみしめるのでした。
(小田島 勢子)