いぬやねこがお腹を天井に向けて寝る“へそ天”。弱点とされるお腹をさらけだすポーズであり、状況に安心しているからこそできるといわれています。今回ご紹介する子ねこも、安心感にあふれているようです。右前足を上げて口は半開きと、熟睡する姿はまるで人間のようですが、飼い主さんに保護されたのは撮影された1週間ほど前だったのだそう。ツイッター上で3万件もの“いいね”を集めた写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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あばら骨が浮くほど痩せ細った子ねこを保護

　元保護ねこの男の子「真虎（まとら）」くんは、真っ白でほわほわの毛並みがチャームポイント。トラのようにまっすぐ、元気に走り回って育ってほしいという思いから、このお名前が授けられました。人見知りをせず、誰に対しても甘えん坊で優しい性格だそうです。

「私が警備員として働く仕事場で、とても痩せ細り弱っていた子ねこが駆け寄ってきたんです。保護当時の体重は400グラムで、あばら骨が浮いている状態。放っておけないと思い母ねこを探しましたが一向に現れず、お迎えを決意しました」

　お迎えから1週間ほど経った頃、飼い主さんは眠そうな真虎くんを購入したばかりのベッドに寝かせました。真虎くんは普通に寝ていましたが徐々に体勢を変え、飼い主さんが少しその場を離れた隙にすっかり仰向けの“へそ天”に。右前足を上げ、口を半開きにして熟睡する様子はまるで人間の子どもです。

　驚いた飼い主さんはすかさず撮影し、ツイッターに投稿しました。すると3万件もの“いいね”を集め、リプライ（返信）には「かわいくて見たことない寝相ですね」「かわいい！　人間かと思った～」「天使にゃん」など、かわいらしさを絶賛する声が寄せられています。