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「運転中にやると事故につながる」 自動車学校が注意を呼びかける危険行為3選
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車の運転中、安全は常に意識したいもの。シートベルトを締めることはもちろん、座席やミラーの調整はしっかりできていますか? 車の知識や安全運転に関する情報を発信している烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)は「運転中にやると事故につながることがある危険な3つの調整箇所」を投稿。注意を呼びかけています。
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慣れるとついやりがち? ルームミラーや座席の調整はエンジンをかける前に
道路交通法第70条では、「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と規定されています。正しい操作で車を安全に走らせるためには、ルームミラーの調整や座席位置の確認が必須です。
特に、乗り慣れていない車を運転する時は要注意。運転には慣れていると油断して、走行中にミラーや座席の調整を行うと大事故になる可能性もあります。そこで烏山自動車学校の公式ツイッターは「運転中にやると事故につながることがある危険な3つの調整箇所」を動画に収め、注意を促しました。
動画で紹介されている1つ目はルームミラー。角度を変えようとしているのか、運転しながら調整することに気を取られ、教習所内に設置された柵に激突してしまいました。
2つ目は運転席の前後のスライド。ペダルやアクセルを踏む位置を確かめているようですが、運転しながら行うことでペダルに足が届かない状態に。また、レバーを引いていることでハンドルは片手持ちになり、さらには座席の位置がハンドルから遠くなったことで肘がピンと伸びてしまっています。
3つ目は座席の背もたれ。リクライニングのレバーを操作しながらの片手運転を行った結果、両手をハンドルから離してしまうという、走行中ではありえない状態です。
投稿は注目を集め、リプライ(返信)には「これに加えサイドミラーも」「あともう1つ、ハンドルの高さ」「ハンドルの調整(チルト・テレスコピック)」など、運転中に行うべきではない他の調整も挙げられていました。また、「3番目はもはやコントっぽくしてくれてますが、実際に対向車や隣の車線などで突然運転手が消えたら、たぶん笑いごとではすまない気がします」と事故の発生を危惧する声も。
ルームミラーやシートポジションの調節は運転前に行うもの。運転中に調整すると、大事故につながる可能性もあります。「自分は大丈夫」という気の緩みが取り返しのつかない結果を生まないよう、改めて注意したいものです。
(Hint-Pot編集部)