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痴漢を目撃したらどうすればいい? 警視庁が教える3つの対応法 受験生を守るには
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大学入学共通テストが終了し、いよいよ大学受験シーズンが本格化。人生をかけた大切な試験に遅刻はできないという受験生たちの弱みを狙い、痴漢をあおるSNS投稿が近年社会問題化しています。各県警や鉄道会社も受験生を守ろうと警備を強化していますが、私たち一人ひとりが受験生を守るためにできることはないのでしょうか。そのヒントを、警視庁生活安全部が公式ツイッター(@MPD_yokushi)で紹介しています。
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「押して」「声かけ」「見せて」 痴漢を目撃した時に有効な3つの方法
「#受験生のためにできること」というハッシュタグを添えて、警視庁生活安全部が公式ツイッターに投稿した動画には、「痴漢を目撃したとき、助けるための3つの方法」が紹介されています。被害者を助けるために覚えておきたいのが、「押して」「声かけ」「見せて」の3つの方法です。
・車内非常通報機を「押して」助ける
車内非常通報機の通報ボタンを押すと、乗務員と通話が行えます。痴漢を目撃したことを伝えてください。通報ボタンを押してもいいものかためらってしまいがちですが、「押して」助けると覚えておけばいざという時、すぐに行動ができます。
・「声かけ」で助ける
「大丈夫ですか?」など、被害者に声をかけてください。傍観者にならず、周囲の人と協力し合うことが大切です。
・スマホアプリを「見せて」助ける
様子が変だと思っても判別ができないなど、直接声かけをしにくい場合もあります。そんな時は「ちかんされていませんか?」とメッセージが表示された画面を見せて、助けが必要かどうか確認する方法があります。
3つ目のメッセージを素早く表示するのに便利なのが、警視庁の防犯アプリ「Digi Police」(デジポリス)です。このアプリは「痴漢撃退機能」「防犯ブザー機能」「ココ通知機能」「見守り活動防犯パトロール機能」「エリア通知機能」といった機能を搭載。特に「痴漢撃退機能」には、助けを求める「痴漢です 助けてください」と、助けが必要か確認できる「ちかんされていませんか?」の2つのメッセージがボタン一つで切り替えできます。もしもの時に備えて事前にダウンロードしておくと良いでしょう。
投稿は反響を呼び、「デジポリス、防犯情報のために入れてたけど、痴漢撃退にも使える機能あるんだよね!」「この防犯アプリは使えそう。見つけたら助けたい、守ってあげたいと思っていたので早速読んでみる」「とりあえず、予防として入れといておこう。無料だしね。みんながお互いに守り合う環境が1番なんだけどね。声をあげづらい」といったリプライ(返信)が寄せられています。
受験生が安心して日頃の勉強の成果を発揮できるように、大人たちが一丸となって守っていきましょう。
(Hint-Pot編集部)