漫画
映像で警察に通報 新情報システムを解説した漫画に6万人が称賛「役立ちそう」
公開日: / 更新日:
「110番映像通報システム」の試行運用が10月1日(土)から始まりました。これは110番通報の通報者から映像や画像を警察に送信することで、現場の状況がより的確に伝えられる画期的な取り組みです。この新システムについて分かりやすく描いた漫画が、ツイッター上で大きな話題になっています。6.6万件もの“いいね”を集めた漫画について、作者の志水恵美(@shimizoon)さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
6か月の試用期間後、来春から本実施
プロのイラストレーターとして活躍している志水さん。作品の数々は、自身のウェブサイト「mizukocoro」でも見ることができます。現在は、漫画家を目指して勉強しており、エッセイ漫画などを中心にSNSで発表しています。
このほど注目を集めたのは、10月1日(土)から全都道府県警で試行が始まった「110番映像システム」に関する漫画です。大まかな流れは次の通り。
1. 通報者は電話で110番通報する
2. 通信指令室担当者から、映像や画像の送信が可能かどうかの確認をされた後、映像送信依頼(ワンタイムURL)がSMSで送られてくる
3. URLからログインして、映像や画像を送信する
6か月の試用期間を経て、来年4月1日から本実施される予定です。
まずは自分自身の安全確保が第一
志水さんは、犯罪や事故などの被害を食い止めるためにも、現場に居合わせた第三者がアクションを取り介入する「アクティブバイスタンダー」という考え方を積極的に発信しています。
今回の漫画では、野次馬として現場でカメラを回している人に向けて、現場での介入方法の選択肢の一つとして「110番映像通報システム」を提示。分かりやすく説明しています。
漫画は大きな話題になり、6.6万件もの“いいね”が集まりました。また、リプライ(返信)には「すごーい役立ちそう」「特別なアプリは必要ないんですね。証拠にもなるし教えてくれてありがとうございます」「いいですね、これ。撮影してる暇があるなら通報せい、と思ってたから役立ちますね!」など、驚きや感謝の声が広がっています。
作中にも描かれている通り、もちろん通報は大切ですが、まずは自分自身の安全確保が第一優先。保存済みの映像や画像を後ほど送信することもできるので、無理をしないよう気をつけてください。