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「出られない!」 犬用ケージに閉じ込められた夫婦 “笑撃”事件が米国で話題に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

犬用のケージには人が入れるほど大きなものも(写真はイメージ)【写真:写真AC】
犬用のケージには人が入れるほど大きなものも(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 飼い主が愛犬の食事や住環境を整える時、胸にあるのは少しでも快適に過ごしてほしいという願いですよね。「愛犬の立場で考えるのは当然!」という人は多いでしょう。米国では、用意した寝床が愛犬にとって心地よいものなのか、自ら体験しようとした夫妻がいるそうです。そこでリビングに並べた犬用のケージに入って扉を閉めると……何とそのまま出られなくなってしまうというまさかの事態に! 一体どうなってしまったのでしょうか?

 ◇ ◇ ◇

愛犬と並んでケージの中へ…一時は“監禁状態”に

 その“珍事件”は、米カリフォルニア州に住む夫妻の自宅で発生しました。米紙「ニューヨーク・ポスト」の記事によると、一家は妻のステファニー・フェラーリさんとその夫ジェリーさん、そして愛犬2匹の“4人”暮らし。事件のきっかけはある日、ステファニーさんが思いついた“あること”でした。

 それは、自宅リビングに並べた犬用ケージ4つの使い心地を、自分たち飼い主も試すこと。ステファニーさんは愛犬たちをそれぞれケージの中へ入れると、ジェリーさんに「あなたも入って! いい子だから」と残ったケージ2つのうち1つに誘導しました。そしてジェリーさんが入ったケージの扉を閉めると、自身も最後に残った1つの中に入ります。

 しかし、ここで残念すぎる展開が。扉が閉まると同時にロックされてしまい、夫妻がケージから出られなくなってしまったのです。「ジェリー、私出られない!」とステファニーさんが絶叫すると、ジェニーさんともども爆笑しながらパニックに。愛犬たちも異変を察知して、リビングは大騒ぎになってしまいました。

 カギは外側から開く必要があるため、それぞれ中から手を伸ばしますが、あとちょっとのところで届きません。「何でこんなこと考えたの?」とケージの中で反省するステファニーさん。するとジェリーさんが、ある名案を思いつきます。

ケージを見事に“運転”して脱出成功

 ジェリーさんは体を揺らしてケージを徐々に前進させます。ケージの前に置かれたソファにぶつからないよう、自動車の切り返しをするようにゆっくり移動すると、ステファニーさんが入っているケージの正面に到着しました。そして柵越しにステファニーさんのカギをオープン。そうして閉じ込められてから約2分後、何とか脱出に成功したのでした。

 この様子はリビングに設置されていた防犯カメラ(またはペットカメラ)に収められており、ジェリーさんがケージを見事に“運転”する様子を見ることができます。そしてステファニーさんがこの動画をTikTok上で公開すると、何と100万件もの“いいね”が。

 地元テレビ局の報道によると、夫妻は脱出できなかった場合、音声サービスの「アレクサ」経由で近隣住民にSOSを発信しようと話していたそうです。

 また「ニューヨーク・ポスト」紙の記事では、TikTok上で7000件以上のコメントが寄せられたことも紹介。「何でこんなことが起きるんだ?」「1人が入るのは分かるけど、どうやったら2人で閉じ込められてしまうの?」「彼(ジェリーさん)の“ケージ運転技術”がどれだけ印象的だったか話していいですか?」など、やはり“笑撃”の反応が出ていたそうです。

 大事に至らなかったため今回は爆笑動画になりましたが、やはり危険であることには変わりありません。特に小さな子どもがいる家庭などでケージを使う際は、何らかの対策が必要といえるでしょう。いくら愛犬への愛情がたっぷりでも、やりすぎにはご注意を。

(Hint-Pot編集部)