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南極のペンギンがお手本に 雪道の歩き方を海上自衛隊が注意喚起 「見習えばいいのね」
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この冬一番の寒気が流れ込み、多くの地域が雪と強風に見舞われています。不要不急の外出は控えるよう呼びかけられていますが、やむを得ず外出をしなければならない場合も。そこで気をつけたいのが、積雪や凍結により滑りやすくなった路面の歩き方です。防衛省海上自衛隊の公式ツイッター(@JMSDF_PAO)は、1枚の愛らしい過去写真とともに注意を呼びかけています。
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滑りやすくなった雪道を歩く際には注意が必要
「雪に慣れていない地域の皆さん。滑りやすい地面の歩き方は、こうです!」
そう呼びかけるツイートには、一面雪に覆われた氷上を悠々と歩く、無数のコウテイペンギンを収めた写真が添えられています。ペンギンたちの背後には、海上自衛隊の南極観測船、砕氷艦「しらせ」の姿が。メッセージにはさらに、歩き方について3つのポイントが説明されています。
1. 小股
2. 重心は前
3. 足の裏全体で着地
滑りやすい路面で転ばないためには、これらのポイントを意識したいわゆる「ペンギン歩き」が推奨されています。また、寒さをしのごうとポケットに手を入れがちですが、転倒時に大変危険です。そのため同隊は「ポケットから手は出してくださいね」と注意喚起しています。
この投稿には5000件を超える“いいね”が集まっており、リプライ(返信)には、「ペンギン歩きですね」「ペンギンさんを見習えばいいのね」「ペンギンのヨチヨチ歩きを参考にですか?」「今日は皆さんペンギンに学びましょう!」「みんなでペンギンになりましょう」など、多くの声が寄せられました。
冬季は、雪が少ない地域でも積雪や凍結を原因とした転倒災害が多数発生しています。首相官邸のウェブサイトによると、その件数は例年1~3月に集中しているそう。そこで、街中で事故が発生しやすい場所を確認しておきましょう。
○滑りやすい場所
・横断歩道の白線の上
・車の出入りがある歩道(駐車場の出入り口、ガソリンスタンドなど)
・バスやタクシー乗り場
・坂道
・ロードヒーティングの切れ目
手袋や帽子を着用することは、寒さ対策だけでなく、転倒時に身を守るためにも有効です。「ペンギン歩き」やしっかりとした防寒対策で、もしもの事故に注意を払いましょう。
(Hint-Pot編集部)