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節約はどれくらいしている? 物価の上昇や光熱費高騰…コロナ禍4年目で意識に変化も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

節約は意識しているけど…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
節約は意識しているけど…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 物価が上昇し光熱費も高騰する中、家計を見直して節約の意識を高めているご家庭も多いでしょう。そんな中で「うちは節約を心がけているけれど、お隣は……?」と、他のご家庭の様子が気になることも。そこで今回は、節約に関する意識調査の結果をご紹介します。果たして世間は今、どのような節約意識を持っているのでしょうか。

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外食と食料品の節約意識が最多 増加したのは食料品と公共料金

 マイボイスコム株式会社は1月下旬、2022年の生活と節約に関するインターネット調査「くらしと節約」の結果を発表しました。調査期間は2023年1月1日~5日、調査対象は10代から70代の男女、有効回答数は1万237件です。同社は同様の調査を2009年から実施しており、今回が第16回となります。

節約意識は年々上昇【出典:マイボイスコム株式会社】
節約意識は年々上昇【出典:マイボイスコム株式会社】

 まずは「昨年1年間に、どの程度経費の節約を行いましたか?」という設問から見てみましょう。1位の「まあ節約した」(48.5%)から順に「あまり節約しなかった」(33.8%)、「かなり節約した」(8.7%)が続いています。過去の結果と比較して「まあ節約した」が年々増加している一方、「あまり節約しなかった」は減少しています。

「経費を節約した項目」(複数回答)では、「外食」と「食料品」がそれぞれ4割弱と上位に。「衣料品」と「公共料金」、「旅行」がそれぞれ2割台で続いています。また、昨年の調査と比較して増加したのは「食料品」と「公共料金」、減少したのは「外食」と「旅行」でした。

昨年節約をした理由の1位は?

物価の上昇が節約理由の1位に【出典:マイボイスコム株式会社】
物価の上昇が節約理由の1位に【出典:マイボイスコム株式会社】

「昨年1年間に節約した理由は何ですか?」(複数回答)という設問では、「物価上昇」(35.9%)が最多。「将来の生活に備えて」(34.0%)、「収入が少ない・減った」(26.8%)、「不況・景気後退」(17.0%)と続いています。

今年は節約しながらちょっとした贅沢を【出典:マイボイスコム株式会社】
今年は節約しながらちょっとした贅沢を【出典:マイボイスコム株式会社】

 また、具体的な節約行動などを選択する「直近2~3か月の間で当てはまるものはありますか?」(複数回答)という設問も。こちらは「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」(38.3%)と「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」(36.9%)が上位でした。この2つは以前の調査でも上位を占めています。

 一方で変動したのは「電気代を節約する(節電)」(32.5%)。昨年の第15回は25.0%、第14回は20.7%、第13回は23.9%、第12回は22.6%と20%台が続いていましたが、今回は30%台に大きく上昇しました。最近の状況からすると、来年の調査ではさらに数字がアップする可能性が非常に高いと考えられますね。

 節約を意識して我慢しつつも、息抜きとしてちょっとした贅沢も欲しいという微妙な気持ち。「私もそう!」と感じた人も多いでしょう。コロナ禍も4年目に入りました。感染症対策を怠ることなく、家計を上手にやりくりしながら心身のバランスを取りたいものですね。

(Hint-Pot編集部)