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漫画

受験直前に不思議体験 正体不明の声を聴いた漫画に1万人感動「すごくいい話」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン。聞こえてきた“天の声”【画像提供:みつつぐ(@mitutugu)さん】
漫画のワンシーン。聞こえてきた“天の声”【画像提供:みつつぐ(@mitutugu)さん】

 受験シーズン真っ只中。そこで、受験を間近に控えたある男性が体験したという、勇気がもらえる不思議な体験談をご紹介しましょう。寝過ごして、たまたま降りた見知らぬ駅のホームでの出来事を描いたエッセイ漫画は、ツイッター上で1万件を超える“いいね”を集め話題になっています。作者のみつつぐ(@mitutugu)さんに詳しいお話を伺いました。

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「人から聞いた不思議な話」シリーズが人気のみつつぐさん

 読者など他の人から聞いた体験談を基に描く、「人から聞いた不思議な話」シリーズをツイッターで発表している漫画家のみつつぐさん。ちょっとシリアスだったり、ほっとしたりするエピソードを優しいタッチで描く同シリーズは毎回大反響を呼んでいます。2月7日(火)には、同シリーズから読み応えたっぷりの33話を収録した「#人から聞いた不思議な話を漫画にしてみた」を出版予定。また、怪談、エッセイ作家の加門七海さんの奇妙な日常をみつつぐさんが作画した「七海さんのおばけ生活」(ともに朝日新聞出版刊)も同日発売される予定です。

 そんな怪談エッセイコミックで大注目を集めるみつつぐさんの作品の中から、最近話題になった一作を紹介しましょう。これはある男性が受験生の頃に体験したお話です。男性は受験直前のある日、下車駅をつい寝過ごしてしまい、一度も降りたことがない見知らぬ駅で次の電車が来るまで待つことに。時間があったため、少しホームを見渡してみると、ホーム内に小さな神社を見つけます。

 鳥居の前にはおみくじが置かれており、せっかくなので引いてみることに。すると、ホームには誰もいないのに、どこからともなく「黄色を引いて」という声が頭の中に響いたのです。不思議に思いながらも、おみくじが入った箱の中を覗くと、白、青、赤の3色おみくじはありますが、黄色のおみくじは見当たりません。

「黄色……?」とおみくじを探してみると、奥から1つだけ黄色のおみくじを見つけることができました。手に取り、開いてみると……何と「大吉!」。男性にはその後、さらなるハッピーが待ち受けていたそうです。

 漫画は反響を呼び、1.1万件もの“いいね”が集まりました。そしてリプライ(返信)には、「すごくいい話。こういうのを、受け取れる人とそうでない人がいるんでしょうね」「優しい世界!!!!!!」「寝過ごしたのも、神様に呼ばれていたからかも」「いい話 おみくじの際に声を聞いたことはないけど、大吉を引いた時は指先がほわっと温かくなったね」「呼ばれたんだ。きっと」など、たくさんのコメントが寄せられています。

ホームに神社がある駅は複数ある “直感を信じる”ことがベスト

 作者のみつつぐさんに詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを漫画にしようと選んだ理由を教えてください。
「新年だったことや、もうすぐ受験シーズンということもあり、そういえばこんな話があったなと思い出して描きました」

Q. 今年のお正月におみくじは引きましたか?
「はい、引きました。今年は中吉でした」

Q. みつつぐさんご自身も天の声が聞こえた体験はありますか?
「特にありませんが、どんな時でも“直感を信じる”ことがベストな気がしています」

Q. 印象に残っている読者からの感想は?
「ホームに神社がある駅を調べてくれた方がいたのですが、意外とあるんだなぁと思いました」

 運命に導かれるかのように、下車する駅を乗り過ごしてしまった今回のエピソード。迷うことなく、“直感を信じる”ことで、良い結果にたどり着けるのかもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)