Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

漫画

娘がもし“うちの子”じゃなかったら…優しい結論にたどりつく漫画に反響「みんな家族」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:ぴまるママ(pimaru_mama)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:ぴまるママ(pimaru_mama)さん】

 魂は生まれ変わりを繰り返す「輪廻転生」という考え方が仏教にはあります。そうした死生観から「この親の元に生まれてなかったら、私の魂ってどこに行っていたんだろう」と考えたことはありませんか? 「娘が我が家に生まれていなければ?」とふと考えたというあるママの漫画が、インスタグラムで1600件以上の“いいね”を集め話題を呼んでいます。そして漫画は優しい結論で締めくくられており、たくさんの人が共感を覚え感動しました。作者のぴまるママ(pimaru_mama)さんに漫画を描こうと思った経緯など、詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「地球の生き物はみんな家族なのかもしれない」という考え方

 今年7歳になる娘のぴまるちゃん、配偶者さん、そしてハムスターのソーダくんと暮らしているぴまるママさん。インスタグラムには、育児での気づきや日常のプチ事件を描いた漫画を投稿しており、何と1.9万人ものフォロワーさんが! YouTubeチャンネル「ぴまるママ」でも、ゆるっとしていてチャーミングなアニメを投稿しており、人気を集めています。

 今回ご紹介する漫画は、「ふと考えた」というタイトルの作品です。

「旦那と私が結婚して
 娘が誕生して
 今、当たり前のように
 そばにいてくれるけど」

 漫画は、そんなぴまるママさんの1人語りで紡がれていきます。

 もしもあの時、配偶者さんと結婚していなかったら……。もしも子どもを望んでいなかったら……。ぴまるちゃんの「心や魂は今頃どこにあったんだろう?」と想像をめぐらせます。

 身近な誰かの子どもとしてすれ違っていたかもしれないし、もしかしたら人間ではなかったかもしれない。大海原を泳ぐクジラや牧場の牛、公園のアリか、はたまたペットショップの檻に入った子犬か。争いのあるどこかの国で怯えている子どもだったかもしれないと、想像が膨らんでいきます。

 そして、ぴまるママさんは次のように結論付けました。

「そんなことを考えたら、
 地球の生き物はみんな
 家族なのかもしれないと思った」

 この考えに共感を覚えた読者は少なくなかったようで、“いいね”は1600件以上に。そしてコメント欄には「分かります。たまに考えちゃいますよね。“あの時……”って」「みんな、家族です」といった声が。また、「優しい世界」「何だか泣けます」などと言う人もいて、感動を呼びました。