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から揚げにレモン汁 栄養面でのメリットは? 簡単に絞りやすくするコツ4つも
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教えてくれた人:和漢 歩実
レモンは酸味が強いので、ミカンのように皮をむいてそのまま生で食べることはほとんどありません。料理に使う際は、揚げ物などに果汁を絞っていただくことがあるでしょう。代表的なものは「鶏肉のから揚げにレモン汁」。この組み合わせにどんなメリットがあるのかを、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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レモンをかけると良い理由
鶏肉のから揚げにレモンを絞るかどうかは、味の好みで分かれると思います。から揚げなどの揚げ物にレモンの酸味が好まれる理由は、油っぽさを緩和して口の中をすっきりとさせる効果があることも一つでしょう。
レモンに含まれる代表的な栄養素と成分には、次の4つがあります。
○ビタミンC
コラーゲン生成に必要なもので美肌効果が期待できます。また免疫機能を高める効果があり、風邪予防なども期待できるでしょう。また、血中のコレステロール値を下げる研究報告も。野菜など植物食品からの鉄の吸収を促すことでも知られています。
○クエン酸
柑橘系の代表的な成分。疲労回復の効果が期待できるでしょう。カルシウムなどのミネラルの吸収を高めるキレート作用も注目されています。
○エリオシトリン
レモンの皮に含まれる色素成分で、強力な抗酸化作用があります。生活習慣病の予防が期待できるでしょう。
○リモネン
レモンの香り成分。リラックス効果や覚醒効果があります。
から揚げに使う手羽やもも肉などの鶏肉には、細胞などを構成するたんぱく質の一種であるコラーゲンが多く含まれています。コラーゲンの生成にはビタミンCが不可欠です。から揚げにレモン汁を絞ることで、ミネラルなどの栄養素が摂取しやすくなるといえます。
ただし、さまざまな栄養素と成分が含まれるレモン汁をかけたからといって、から揚げのエネルギーが低くなるわけではありません。大量に食べるのはNG。適量をおいしくいただきましょう。