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から揚げにレモン汁 栄養面でのメリットは? 簡単に絞りやすくするコツ4つも

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

レモンの絞り方

カットしたレモン(写真はイメージ)【写真:写真AC】
カットしたレモン(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 レモンの絞り器を使わなくとも、レモンを簡単に絞りやすくするコツがあります。いずれの方法も、レモンは絞る前に水洗いを。特にワックスや農薬などが気になる輸入ものの場合は、よく洗ってから使いましょう。

1. 手で揉み転がしてから、半分にカットして絞る
2. 丸ごと加熱(600W30秒)してから半分にカットして絞る
3. 横半分に切り、果肉部分をフォークで数か所刺してから絞る
4. Xの字を描くように斜め切りで4等分して絞る

 ビタミンCは熱や水に弱いので、2の方法は通常よりたっぷり果汁は取れますが、栄養価の損失があるでしょう。用途によって絞り方を変えてみると便利です。また、皮を下にして絞ると香りが良くなります。

新鮮なレモンの選び方、保存のコツ

 新鮮なレモンの選ぶ際のポイントは次の通りです。

・果皮:なめらかでハリがあり、色付きの良いもの
・ヘタ:緑色のもの
・重量:ずっしりと重みのあるもの

 レモンは表面のハリと弾力が次第に失われ、果肉からも水分が抜けていきます。味も風味も落ちてしまうので、できるだけ新鮮なうちに使い切りましょう。丸ごとで保存する際は、冷暗所に置くか、乾燥に弱いので保存袋に入れて冷蔵庫へ。

 半分に切ったものを保存する際は、切り口が空気に触れないようぴったりと食品保存用ラップフィルムをかけて冷蔵保存が向きます。くし切りや薄切りにしたレモンも同様に。空気に触れないよう密閉容器に入れるか、ラップでしっかりと包んで冷蔵庫で保存しましょう。冷凍専用の保存袋に入れて、冷凍庫での保存も可能です。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾