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使い捨てカイロが水質改善キューブに 寄付してみた漫画に2万人感動「知らなかった」
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寒い冬の強い味方である使い捨てカイロ。けれども毎日使っていると、あっという間にたくさんのゴミが出てなんだかもったいない気も……。実は使い終わったカイロを寄付すると、水質改善をするアイテムに大変身するシステムがあることをご存じですか? 実際にカイロを寄付してみたというエッセイ漫画が、ツイッター上で2万件を超える“いいね”を集め大きな話題になっています。作者の成原とんみ(@tonmi_n)さんに詳しいお話を伺いました。
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水質・水環境が改善されるキューブに生まれ変わるカイロ
成原さんは持病であるアレルギー性咳喘息の症状を和らげるため、普段から貼るタイプの使い捨てカイロを使用しているそう(医学的根拠に基づいた方法ではないため、ご自身で判断して行ってください)。そこで溜まったカイロを有効活用すべく、寄付することを決意しました。
カイロの寄付を受け付けているのは、大阪府に本社を持つGo Green Group株式会社。同社は使い終わったカイロを加工して、「Go Green Cube」という水質洗浄剤を作っています。この洗浄剤には、水質・水環境を改善する効果があるそう。成原さんは紙袋に使用済みカイロを溜めておき、春にまとめて寄付しています。水がきれいになる詳しい仕組みや寄付方法は、公式ウェブサイトで紹介されているので、確認してみてください。
漫画は大反響を呼び、ツイッター上で2.2万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「科学の力ってすげーや!」「なるほど。今まで捨てていたものが役に立つなら、ちゃんと取っておかねば」「知らなかった、すごい。ワイでも貢献できそう。知れて良かったです。ありがとうございます」など、驚きや感謝の声があふれています。
また、期限が切れたカイロが寄付できるかという疑問も寄せられていました。未開封もしくは開封して完全に温度が下がったものであれば寄付することができます。
「科学が好きなのでおもしろい試みがあるなぁと」
Q. 今回の漫画を描こうと思った理由は?
「時期的にカイロを使うので、こういうプロジェクトもあるという情報のお裾分けです」
Q. カイロを寄付するシステムを知ったきっかけは?
「数年前にツイッターのタイムラインでこのプロジェクトを見かけたことです」
Q. プロジェクトを初めて知ったときの感想は?
「科学が好きなのでおもしろい試みがあるなぁと思いました」
Q. 実際に今まで何個のカイロを寄付しましたか?
「数は覚えていませんが、昨年は小型ダンボール1箱分を送りました」
Q. 読者の感想を読んで感じたことは?
「知るきっかけのひとつになれて良かったです。リサイクルは使われないと循環しないので、作られたキューブがあちこちで利用されるといいなと思います」
(Hint-Pot編集部)